2021年が明けて、初めての土曜登校。「土曜プログラム始め」ですね。今日は、中3、高1、高2で、それぞれ「健康」についての講座が行われました。
西遠では、総合・探究の中に「健康」について学ぶプログラムを設けています。人として、女性としていかに生きるかを考えるうえで、「健康」は大きなテーマであり、前提でもあります。生徒の成長段階に応じてこのプログラムは実施されます。
中学3年生は、聖隷福祉事業団の保健師の田中先生から、「思春期」について学びました。
イライラしたり、上手くいかなかったり、思春期には今までとは違う体や心の変化があり、だれしも戸惑うものです。中学生は、学年ごとにこの「思春期」を学ぶ時間があります。
高校1年生は「食生活と健康」について学びます。
食生活、睡眠、姿勢など、生徒自身が日ごろの生活を振り返る機会にもなっています。「基礎代謝をしっかり」「自分の体を知ろう」「体温を0.1度上げよう」…毎年、この講座を実施してくださるのは、西遠の教壇に長く立たれ、現在は豊橋創造大学で大学生を教えていらっしゃる白柳佳子先生です。楽しいお話も交えながら、健康管理に大切な事柄を分かりやすく教えてくださる白柳先生に、生徒も身を乗り出して聞いていました。
高校2年生が教わるのは「更年期」についてです。
「西遠では高2が更年期について学ぶ」と聞いた方は、だいたい苦笑されます。しかし、更年期を見据えて10代の身体を作っていくことは、自分自身のライフプランにも大事な基礎となりますし、何より、お父様お母様の更年期(男性の方が更年期は長いのです!)を理解し、家族の健康にも心を配ることができるという、今に生かすことにもつながる学びなのです。この講座も、白柳先生が担当してくださいます。ですから、昨年聞いたお話の復習タイムもあり、生徒たちには深く浸透していく講座なのです。
さらに、高校3年生の「健康」プログラムも紹介しましょう。それは「禁煙講座」です。遠州病院の名誉院長である水上先生が毎年、卒業前の生徒たちに、喫煙の害について詳しく教えてくださいます。今年度高3生も、11月下旬に水上先生からこの講座を受けることができました。
西遠ではこのように、女性の体と健康について、多角的に学びます。一つ一つのプログラムの蓄積が、心と体の健康を守り育てることにつながります。
ここまでご覧くださった卒業生の皆さんは、「白柳先生がちゃんと写ってない!」「遠景ばかりで分からない!」とご不満をお持ちでしょう。ご安心ください、今年もちゃんと撮りました! 今年もとてもお元気でさわやかで朗らかな白柳先生のお写真をどうぞ!
今日も雪の警報が各地に出ています。雪の降らない浜松も、とても寒いです。
黄色いロウバイの花が、今日も青空に映えていました。地上には、チチチ、とつやのある鳴き声のハクセキレイ。冬に元気を与えてくれる花と鳥です。