昨夜、テレビをつけたら、NHKの「世界はほしいモノにあふれてる」が始まっていました。この番組は、22:30から45分間、JUJUさんと鈴木亮平さんがMCを務め、世界各国のファッションから食材まで「素敵なモノたち」を紹介する番組です。初代MCの三浦春馬さんの時から、ちょくちょく見ていた番組でした。昨夜は、ポルトガルが舞台と聞いて、以前ポルトガルに旅行した娘から「ポルトガルはすごく素敵なところだった」と聞いていましたので、途中からでも見よう!と思って、見始めたのです。
若くて素敵な日本人のご夫妻が、ポルトガルの方とZOOMで話しているシーン。ご夫妻の画面に「浜松」とテロップが出たのでびっくり。なぜなら、その前から、この女性が卒業生に似ているな、と思って見ていたからです。じゃ、ホントに卒業生だ!と確信し、名前は?名字は?お店は?と一人テレビの前であたふた…笑。テロップで、女性が齋藤絢香さんと分かりました。
絢香さんは、旦那様と共に、ポルトガルの食品や陶器などを買い付けています。ポルトガルのおいしいお魚の缶詰やオリーブオイル、ポルトガルの国民食と言われる「バカリャウ」、そしてかわいい食器たちが番組の中で紹介されました。また、コロナ禍で現地に買い付けに行けない絢香さんたちに、ポルトガルの友人たちからのメッセージが放映されたりして、とても温かい雰囲気の番組でした。 MCのお二人の前に、ウナギにオリーブオイルと静岡のワサビ、というお料理が登場した時には、スタジオに出かけて行って一緒に試食したい気持ちでした!
私が感激したのは、ポルトガル語を駆使して現地の方とフレンドリーに、時に真剣にお話している絢香さんの姿、ポルトガルの風土や人々を絢香さんがとても大事に思っていること、絢香さんご自身の言葉遣いや立ち居振る舞いがとても素敵だったことです。卒業生がテレビ画面に映っているだけでも興奮冷めやらぬ状態ですが、一人の洗練された女性として、グローバルマインドを持った存在として、卒業生が自らの信念を持って活躍している姿を見られることは、教師冥利に尽きます。まさに「未来を拓いている女性」だと思いました。
今朝、絢香さんの会社 ポルト ド ポルト合同会社 をネットで見つけることができ、早速「お問い合わせフォーム」で懐かしき絢香さんにメールしました。そして、絢香さんからお返事が来ました。テレビにご出演とあって、きっといろいろな方からメールやお電話いただいてお忙しい中、お返事すぐにくださって感激しました。メールには、「西遠の6年間は私にたくさんの刺激と気付きをくれた、なくてはならない6年間でした」とありました。とっても嬉しい言葉です。
会社のホームページには、絢香さんの「ポルトガル通信」というブログがあります。そこを読むと、この番組が放映されるまでの長い道のりや、コロナで大変だった様子などがわかります。ポルトガル語をずっと学んできたという絢香さんのチャレンジが、こうして全国放送で紹介されるまでになったことは、まさに彼女の努力と開拓精神のたまものでもあり、絢香さん自身にも大きな感動や達成感をもたらしたことでしょう。ぜひ、皆様も、ブログ「ポルトガル通信」をご覧ください。番組に臨む彼女の思いや、裏話など、味わい豊かな通信です。 →こちらからどうぞ。
なお、「世界はほしいモノにあふれてる」(NHK総合)は、月曜深夜に再放送があるそうです。「ポルトガル 幸せ お魚パラダイス」の再放送は、25日(月)深夜1時からの予定ですので、どうぞ皆様、録画予約を!(オオバも必ず予約して最初から改めて見ます!)
絢香さんは、西遠の創立100周年(2006年)の記念式を最上学年で迎え、直後に卒業した学年です。母校を巣立ってから本当に大きく成長し、活躍していました。改めてお会いしてお話うかがいたいと思いました。絢香さん、これからもどうぞご活躍を! コロナに負けず、ポルトガルへの愛を浜松で広めてくださいね。
【追記】再放送を視聴して、絢香さんのご紹介で、テロップとこのブログの名字が間違っていたので、ブログを訂正しました。テロップ通り、齋藤さんと直させていただきました。絢香さん、ごめんなさいね。