秋休み中なので、ちょっと学校の話題を離れて、
今日はワタクシの趣味のお話をさせていただきます。
中学入学と同時に「視聴覚クラブ」に入った私は、
顧問の川合良治先生から
「映画の見方」「演劇の見方」「テレビの見方」を教わりました。
テレビについては、その後、「ドキュメンタリー番組」を自分たちで制作しました。
視聴覚クラブの先輩たちは、NHK高校放送コンテストに毎年テレビ番組を制作して出場、
私たちの学年も高2になったら…と心に情熱を秘め、先輩たちの背中を追いかけたのでした。
映画の見方、良い映画とは、良いドラマとは…そんなお話も幾度となく聞き、
西遠の講堂で行われた「中学演劇教室」や、
高校時代には市民会館(はまホール)での「高校演劇教室」といったイベントの前には、
必ず川合先生がこれから見る演劇の解説と観劇マナーを教えてくださったのでした。
ロケやセットを通し、一貫してリアリティを追求するドラマや映画の見せ方と、
舞台という限られた空間でいかに場面展開をするか、いわば省略と想像を駆使した世界を繰り広げる演劇の見せ方。
その対照的な芸術について、詳しく教えていただいて10代を過ごしたことは、私の人生に大きな影響を与えました。
高校時代、魅せられたのは「前進座」の演劇でした。
山本周五郎の世界を温かい涙と共に再現できる芝居。
「さぶ」「柳橋物語」の場面場面が、何十年たっても私の脳裏に住みついています。
ミュージカルの世界も、浜松という一地方にありながら、「演劇鑑賞協会」に入って、
「上海バンスキング」や「死神」を楽しく観劇することができました。
娘の影響で、宝塚歌劇を見に行く機会が増え、
ミュージカル観劇は50代になって本格化(笑)。
宝塚に、劇団四季、帝国劇場や日生劇場でのミュージカルにも足を伸ばすようになりました。
夢のある世界に2時間どっぷり浸かっていられるのは、幸せであります。
昨年は、母親学級の皆様と名古屋で劇団四季「リトルマーメイド」を堪能しました。
夢がいっぱいの世界でした。
そのほか、宝塚宙組の「エリザベート」と中日劇場出の井上芳雄出演の「エリザベート」も見ました。
なかなかナマで見る機会のなかった「エリザベート」をようやく見られて、
「おお、この曲はここで歌うのね!」
「このセリフ、知ってる!」
といちいち感動致しました!
今年もいろいろ見ております。
宝塚は4作品観劇、うち2つが和物、2つが洋物。
早霧せいなさんの退団に涙したオオバでした。
劇団四季「アンデルセン」も先月アクトホールで観劇させていただきました。
アンデルセンの代表作をちりばめながらのミュージカルは、テンポ良く、とても楽しめました。
2月に見た「天使にラブソングを」は、アクト大ホールにオーケストラピットも作ってのミュージカルで、
上演時間が長く、気づいたら10時!と、それはもう贅沢な作品でした。
ラストは会場も一体となっての大合唱でした。
さて、オオバは小栗旬が好きです。
東京は豊洲で春に始まった「髑髏城の七人」も見に行きまして、
客席が動き、客席の周りの360度が全部舞台という摩訶不思議な劇場を体感してきました。
あ、これはミュージカルではないですね。
夏休みには、小栗旬初のミュージカル「ヤングフランケンシュタイン」を見に行き、お腹の底から笑ってハッピーになってきました。
残念なのは、やはり有名なミュージカル作品は、東京・名古屋・大阪・博多ぐらいでしか公演しないので、浜松だと「新幹線に乗って出かける」という一大イベントになってしまうということです。
せっかくアクト大ホールという、四面舞台の素晴らしいホールがあるのだから、アクトならではのミュージカルがロングランされたら素敵なのに…と思うオオバなのです。
たった一日の公演では、用事もあって行けないことの方が多いですし、
長い公演なら、よそから大勢のファンがやってきて、浜松が潤うんじゃないかなと思うのです。
駅から近いホールって、実は少ない!
雨に濡れずに行けるアクトの大ホールが、音楽都市としての浜松をもっともっとアピールできる施設にならないでしょうか。
浜松で、劇団四季がロングラン公演をしてくれたら…。
浜松で、井上芳雄のミュージカルを堪能できる日が来たら・・・。
夢想しているオオバであります。
趣味の話を長々と失礼致しました!
今日から雨が続くようですね。ちょっと憂鬱。