旅立ちの時 ~第73回卒業証書授与式~

本日、静岡県西遠女子学園高等学校 第73回卒業証書授与式 が行われました。

新型コロナウイルス感染防止のため、校歌と別れの歌の2曲以外は、オーケストラ部の演奏で行われた今回の卒業式。ご来賓はPTA会長様・同窓会長様のお二人のみ、そしてご参列いただくご家族もお二人としましたので、ご来校いただけなかった方もいらっしゃり、心苦しく存じます。6年前の入学式にはたくさんのご家族・ご来賓の皆様に見守られて学園生活のスタートを切った生徒たちだけに、今回の制限がなんとも辛く感じられ…。こうした状況に対し、ご理解くださいました関係の皆様に心より感謝申し上げます。

卒業証書を一人一人に手渡すのはほんの数秒という時間ですが、そこには、緊張気味の顔や、マスクの下にも笑顔が察せられる顔がありました。部活を頑張った顔、学園祭の制作物に懸命になっていた顔、姉妹リーダーの優しい顔、‥‥一人一人のいろんな場面を思い出しました。愛おしい瞬間でした。6年間または3年間の青春の道場での日々を経て、彼女たちは誰もがたくましく凛々しくなっていました。まぶしい門出です。

卒業生代表による「答辞」も、学年の団結のエネルギーが感じられるものでした。後輩たちへの愛や、ご家族への感謝が詰まっていました。先生方も感激していました。代表生の涙ぐむ姿に、私の涙腺も危うかったです。

「蛍の光」のハミングの中、退場していく卒業生たち。涙ぐんだ横顔を、去りゆく後姿を、拍手と共に見送りました。次の世界へと、大きな一歩を踏み出す卒業生たちの活躍と健康を心から祈ります。

卒業式の後、正門への道には、記念撮影や別れを惜しむ卒業生とご家族、先生方の姿がありました。黄色いラインの制服での最後の撮影時間ですね。

お別れの言葉、手紙、お花、私もたくさんいただきました。ありがとうございました。卒業される皆さんの前途を祝福しつつ、会えなくなる淋しさはぬぐえません。ご家族の皆様ともお別れが寂しいです。

第73回卒業生の皆様のご多幸を心からお祈り致します。未来を拓くバトンは、皆さんの手の中にあります。大きく羽ばたいてください。