君たちはどう生きるか~高校講堂朝会~

先週の土曜1時間目は、高校講堂朝会でした。
テーマは『君たちはどう生きるか』。
最初のスライドは、この5冊の本を写した、この写真でした。

5冊の本、5人の女性を紹介しました。
 マララ・ユスフザイさん
 ベラ・チャスラフスカさん
 国谷裕子さん
 伊藤詩織さん
 望月衣塑子さん
5人の女性を簡単に紹介した後、全く関係のない数字を画面にどんと出しました。
 91.78%
あまりに唐突で何の数字か分かった人は多分いなかったでしょう。
なのに「何の数字か、当ててください」とは、荒っぽかったですね、すみません!
高校3年生に関わる数字だよ、というヒントを出しましたが、ぴんと来なかっただろうなと思います。
…実は、この数字は、去る10月22日の衆議院選挙での18歳西遠生の投票率。
新聞で投票率は51.68%と発表された選挙で、西遠の18歳投票率は全国を大きく上回るポイントだったのです。
そこで高校生の皆さんに問いかけました。
皆さんは、AとB、どちらの生き方をしようと思いますか?
 A 誰かに任せて、傍観者になり、不平不満・文句を言う生き方
 B 自分の考えを持ち、選挙に行き、何かしら参加して、作り上げる生き方
身近な「生徒会活動」「姉妹掃除」を例に挙げ、身近なところから考えてもらいました。
客席の会員からたくさんの質問が出され、後期の生徒会の方針が確認され、承認された生徒総会。
自らの考えを持ち、参加して一緒に作り上げていこうという姿勢がそこにはありました。

姉妹掃除では、今年度、クリーンレースも含め、学園美化を姉妹リーダーと生徒会に託したことを再確認しました。
先生方が何かするのを待っているのはおかしい、と。
再度発した「君たちはどう生きるか?」の問いです。
 A 先生や執行部に任せて、傍観者になり、ひたすら不平不満・文句を言い続ける生き方
 B 学園美化について自分の考えを持ち、姉妹掃除に参加して、提案と実践で掃除のスタイルを作り続ける生き方
冒頭の5人の女性に共通するのは、自分の考えを持ち、勇気をもって声を上げ、積極的に動いて、信念を貫く生き方であり、自分の未来や、社会、世界を動かそうと努力を続ける生き方です。
私は、高校生の皆さんに、できればBの生き方をしてほしいと思っています。
「未来を拓く女性」となれるよう、まず足元から見つめ、今取り組むべき課題を「自分」を入れて考え、動いていってくれたら、と願います。
そろそろ感想を書いた「集会記録」も集まる頃でしょう。
自分はどんな生き方をしたいのか、高校生の皆さんの現時点での思いを受け止めたいと思っています。
最後に、91.78%という数字について。
この数字は先生方にとっても、そして下級生たちにとっても、大きな誇りです。

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今日は悲しいお別れもありました。
お別れのときに流れた「Hello, my friend」「ダイアモンド」「ハナミズキ」のメロディー。
この3曲はそこにいた皆にとって忘れられない曲となるでしょう。