10月22日の講堂朝会で、「私たちは生徒会活動で何を学ぶか」というお話をしました。
衆議院選挙の投票率53.68%を冒頭に挙げ、選挙に対する若者の消極的な意見を紹介しました。
そして、「公民」の教科書の内容を読み上げ、政治は遠い存在ではないことをお話しました。
その上で、その前週の中学生徒総会が低調に終わったことについて問題提起をしたのでした。
この講堂朝会を終えて、生徒の皆さんからとても前向きな感想をもらっています。
どんな受けとめをしているのか、どんな決意をしているのかを、紹介したいと思います。
今日の感想は2人の1年生のものです。
◎「生徒総会で質問が出なかったのはなぜか」ということと「選挙に行かないのはなぜか」ということの答えは同じでした。生徒会活動のことで質問してしまうと、「自分ごときが間違ったことを言って生徒会を悪くしたくないから」「変な質問をして笑われたら恥ずかしいから」こういう理由で質問が出なかったのでは?と先生は言っていました。「執行委員などは生徒会に関わっているけれど、自分は関わっていないから下手な質問をしてはいけない。」私もそう思っていました。でも「中学1年生から3年生の人たちは生徒会の会員だから、質問してはいけないなんてことはない」と先生は言いました。選挙と生徒会活動にはこういう関係があったんだなと分かりました。意見ボックスに意見を書き、生徒会活動にも積極的に参加していきたいと思いました。そしてたくさんの意見を提案し、もっといい西遠女子学園にしていきたいです。来年の副会長をやるのは今の1年生です。だから、一人一人が積極的に行動することが大事だと思います。これからは生徒会の会員ということを自覚していきたいと思います。
◎生徒総会では、自分の意見・質問ができずに終わってしまったことを後悔しています。友達と質問を考え相談している中で「なんで~なんだろうね」と話していましたが、「1年生だけどいいのかな」「誰も手を挙げないから質問しづらいな」とネガティブに考えてしまいました。(花園大学の)師先生が調査した大学生のようになってしまい、本当に残念でした。次の生徒総会では、積極的な質問を行うことで、生徒会の会員であり、参加しているという意識を持ち、それをさらに高めていきたいと思います。私は今回の講堂朝会で生徒会のことについて考えるまで、そこまで深く考えませんでした。自分が深く生徒会に関わりがあるなんて思ってもみなかったので驚いた部分もありました。それに加え、自主規制についても、私はクラスのみんなと担任の先生で確認をし、家で目を通したくらいでした。私は、生徒会と選挙について少し関わりを感じました。「学校と社会」という環境は違っても、意見を反映させることができること、未来を変える点に繋がりを感じました!
選挙と生徒会、社会と学校のつながりについて考えることができた中学1年生。
生徒会活動への参加にも前向きです。
頼もしく感じました。
これから、「公民」も学んで、だんだんと成長していってほしいと思います。
次回は上級生の感想をご紹介します。