第75回中学校入学式が、本日、岡本記念講堂にて挙行されました。
黄色いラインの制服に身を包んだ新入生は、昨日までの私服の雰囲気とは全く違って、凛としたレディになっていました。一人一人に校章を授与しながら、とても純粋で、真っすぐな眼差しに心打たれました。緊張しながらも堂々と名前を述べるその姿は、これから始まる「青春の道場」西遠での2000日の修行へのきっぱりとした決意を感じさせるものでした。
告辞では、新入生の皆さんに、「隣にいる級友の顔を見てください」と呼びかけ、みんな、左右の友人と笑顔を交わしました。この仲間と、磨き合い、支え合って、みんなで成長していくのだという気持ちを強く持ってくれたことと信じます。学園が創立120周年を迎える時には中心学年になっている新入生たちが、これから西遠の新しい歴史を刻むのです。
新入生代表による創立者への献花、誓いの言葉、そして、在校生代表(中学生徒会長)による歓迎の言葉は、どれも堂々としていて、頼もしいものでした。オーケストラ部による「岡本巌先生に捧げる歌」の演奏に合わせ、花環を高く掲げてステージを歩む代表生。西遠に入ったら、英語や部活動、様々な行事が楽しみだとたくさんの夢を語ってくれた代表生。そして、「一緒に歩んでいきましょう」と新入生に明るく呼びかけてくれた生徒会長。誰もが、キラキラ輝いていました。
入学式が終わり、クラスごとの記念撮影を終えた新入生とご家族は、暖かい春の日差しの中で、思い思いに記念写真を撮っていました。その、のどかで穏やかな光景を、私はとても幸せに感じました。そして、これから共に歩んでいく皆さんとの出会いに、改めて感謝しています。
創立者の胸像の前には、高校入学式の花環と共に、今日の入学式の花環が捧げられました。若々しいエネルギーを感じさせる素敵な花環です。
新入生の皆さん、今日は緊張して疲れたでしょう。明日からは、上級生の皆さんと一緒に通学が始まります。今日の疲れをしっかりとって、寝坊しないで、笑顔で登校してくださいね。