「君たちはどう生きるか」への返事 4

高校生への講堂朝会「君たちはどう生きるか」の中で話した内容に、
「権利は行使していないと、いつかなくなってしまうもの」
というお話をしました。
現代文の教科書に出てくる
「『である』ことと『する』こと」(丸山真男著)
の中で語られている内容です。
「権利」とは…ということを考えて、自らの生き方について返事をくれた生徒もいました。
◎校長先生がおっしゃったように、権利を持っていることに満足している人や、無関心で周りに流されている人は多いと思います。私は「権利がある」ということは「責任がある」ということだと思っているので、自分の意志を持って、関心を持って、何事にも参加することを心掛けています。(高校3年)
◎現代文で「『である』ことと『する』こと」を学習した時に、なるほど、と思った記憶がある。日常の生活の中で“今、権利を持っているなあ”と感じることはまずないだろう。権利とは目に見えないもので、気づかないうちに付与されて、社会全体をも動かす力を持つ。私も実際18歳になって、知らないうちに選挙権を持っていた。実際選挙に行ってみると、その雰囲気の重さに驚いた。権利を行使する場は、こんなにも厳正でなければいけないのかと、当たり前のことではあるが、改めて権利の大切さに気づかされた。(高校3年)

彼女は10月22日の衆議院選挙で、投票に行った一人です。
彼女をはじめとして、西遠では、高校3年生で18歳になった生徒たちが今回「有権者」として行動しました。
そして、
 91.78%
という高い投票率となったのでした。
この投票率を、後輩たちはどう見たのでしょうか。
次回は、後輩たちの感想をご紹介します。