女性教育講演会、開催

平成29年度の「女性教育講演会」が本日、講堂にて開催されました。
この講演会は、西遠伝統の全人教育プログラムの一つであり、自らの将来を見つめ、魅力ある生き方を知り、生命の尊さを理解し、国際感覚を身につける機会として、大きな意味を持つ講演会です。
全校生徒が講堂に集まって、13:30、今年の講演会が始まりました。
今年、講師として登壇してくださったのは、浜松で生まれ、社会事業家として浜松を中心に活躍している女性 佐藤真琴さんです。

佐藤さんは、医療用のウイッグを病気の人が気兼ねなく使えるようにしたいと考え、単身中国に出掛けて交渉するなど、抜群の行動力で、株式会社PEERを立ちあげました。
「生きにくさ」を感じている人を何とかしたい!という思いが、今も彼女を動かしています。

医療と生きるすべての人へ 
-豊かな人生のある地域へー


タイトルを見て、重いお話だろうと、生徒たちは身構えたようでしたが…、
最初は何とジャンケンからスタートしました!

人の心をがっちりつかむ、そんな魅力いっぱいの佐藤さんのお話に、
全校生徒はたちまち引き込まれました。
ご自身の半生の挫折や転機なども
ユーモアを交えてたどりながら、
そのバイタリテイあふれる生き方を
教えてくださいます。
病気と闘う女性が「辛い」と感じていることはどんなことなのか、
今の医療で、1年間にどれくらいの薬代がかかっているのか、
調査結果や数字を出して、中学生にもわかりやすく説明してくださいました。
世の中を変えていくには、という大きなテーマにも触れてくださいました。
そして、佐藤さんは生徒の心に響く言葉をたくさん語ってくださいました。
「小っちゃいことにこだわらず、隣人を愛した方が絶対お得!」
「同じことだけしていたら、衰退する」
「やらなきゃ何も変わらない」
「これしかできないと思うのは、自分でガラスの天井を決めていることだ」

諦めず前進する佐藤さん。
出会いを大切にし、周囲の人々のことを大事に思うからこそのこれらの言葉に、悩みを持った生徒はきっと助けられたでしょう。
ハッとさせられた生徒も少なくなかったと思います。
受験生にもかなりの刺激になったはずです。
講演会の後、恒例の友情編集委員によるインタビューも、また楽しかったですよ!

インタビュアーたち、人生の先輩から、直接の貴重なるアドバイスをいただきました!
(友情編集委員は、ここがお得ですよね。)
大きなお仕事をし、社会の困りごとを解決したいという大きな志を持っていらっしゃる佐藤さん。
一方で、とっても気さくで、控室ではムロツヨシが大好きというお話も飛び出し、ムロファン同士で盛り上がってしまいました。
魅力あふれる佐藤真琴さん、本日は生徒たちのために素晴らしいお話をありがとうございました。
ますますのご活躍と、ご健康をお祈りしております!