LHR(ロングホームルーム)を学ぶ

今日は土曜日。様々なプログラムが行われましたが、今日取り上げるのは「公開LHR」です。

西遠には、生徒自身の手でテーマを深め、クラスで討論して理解することをねらいとする時間「LHR(ロングホームルーム)」があります。高校生になると、年7,8回のLHRが予定され、テーマもクラスごとに自由に決め、担当者を決めて準備し、話し合いの時間を持ちます。

このLHR開始に先立ち、先輩が自分たちのLHRを後輩たちに見せる「公開LHR」が毎年伝統的に行われています。今年は、高校3年生の雪組が、高1・2年生にLHRを公開しました。テーマは「東京オリンピック開催の是非」についてです。

開催賛成派と反対派に分かれて座り、LHRが始まりました。後ろに座っているのが、高1・2年のクラス代表者たち。先輩たちの討論を見守ります。そして・・・、

この討論の様子は、高1・2年生の各クラスに中継されました。開催の是非について、クラスの賛否の数もチャットで送られます。「視聴者参加型」の最新LHRとなりました。

会場の大教室では・・・

各クラスに流れる映像と音声は、「大教室」後方のこの中継ブースから発信されていました。

1時間の討論では、様々な立場から考えて意見が交わされました。6雪の皆さん、準備から今日までお疲れ様でした! 

議論を深めることは時間の関係もあってなかなかうまくできないことが多いのですが、私は、LHRという時間が契機になって、自身の思考を深めることができればよいと思っています。完結する討論などありません。LHRは世界を知るきっかけです。

公開LHRで、下級生たちにもそれが伝わればいいなと思います。そして、討論の面白さが学園中に広がることを願います。