昨夜、一年間視聴し続けたドラマが一つ終わりました。
大河ドラマ「おんな城主直虎」。
視聴率は決してよくなかったけれど、
私は一年間かなり楽しませてもらいました。
そもそも直虎は女だったのかもわからない・・・
確か昨年の暮れになって「男説」が浮上し、
おいおい、せっかくの浜松のドラマにケチをつける気かい?と
ケンカ売られた気分でもありましたが、
この一年間で「男説」はすっかり影をひそめてしまいましたね。
もちろん、歴史上の人物としては謎だらけだし、
大河ドラマの主人公にするには「歴史上の人物」「歴史上の大事件」とは縁が薄い…。
でも、このドラマは見事にそれを逆手に取りましたね。
かなり脚色は入ったけれど、
加えて、変なサブタイトルばかりだったけれど(笑)、
しっかり歴史上のできごとや人々をつなげて、
「おお、こう来たか!」と大河ドラマにかなり厳しい大庭家一同をうならせ、
脚本の面白さ、演出の面白さを堪能させてもらいました。
今日、静岡に出張した折、駅に「直虎」コーナーがあるのを見つけて、
「でも、もう終わっちゃった…」と寂しさと言うか虚しさと言うか、
そんなどよ~んとした思いが私の心に押し寄せてきまして…
・・・これは、直虎ロスかな。
井伊谷の皆様も、浜松の皆様も、遠州の皆様も、
そんなどよんとした思いを抱いていらっしゃるのかな…。
直虎ちゃん
気賀の大河ドラマ館には、3回行かせていただきましたが、
その度違う展示で楽しませてもらいました。
一回目は直親、2回目は小野但馬、3回目は直政。
龍潭寺には、直政(幼名 虎松)に関わる地蔵堂もあります。
命を必死につないで、直政は無事大きくなって…
こうなった、と(笑)。
傍らに、ニャンケイもいますね。
最終回、家康から「直政」の名を与えられたシーンは、泣きましたねー。
井伊直虎と小野政次の二人からもらった名前か、と思ったら、涙涙・・・。
BSで18時から見ていたのですが、そばにティッシュケースを置いておかなかったことを後悔するほど泣きました。
ドラマの台詞の中には、昨年の「真田丸」からのエールに応える場面もあって、
分かる人にはニンマリするようなシーンになっていました。
また、お百姓さんたちがこんなに登場する大河もなかったな、と思いました。
久留米木の棚田での最終ロケのシーンも素晴らしかった!
(実はあのロケの前の日に、大庭家は私を除いてあの田んぼに行っていたらしい)。
井伊谷というとってもローカルな地が、
一年間大河ドラマの舞台となったことで、
どんな有名な武将を主人公にするよりも、
戦国時代を生き抜く人々の必死さがリアルに感じられたのではないでしょうか。
とても素敵なドラマを1年間見せてもらいました。
しばらく、最終回の余韻に浸りたいと思います。