夢を拓くひととき

今年で3度目となる「夢を拓くキャリア講座」
これは、国際ソロプチミスト浜松様のご支援により、中学2年生の大切なキャリア教育プログラムになっています。
今年は、菊組にバングラディシュから浜松医科大学大学院に留学中の産婦人科医ウルミ・ジナット・フェルドウスさん
藤組には、こども園を経営していらっしゃる大石江理さん
そして、月組には3年連続でこのプログラムの講師を務めていらっしゃる声楽家の本多厚美さん
この3名の皆様が講師を務めてくださいました。
菊組
ウルミさんに、一人一人英語で自己紹介するところから始まりました。

みんなイングリッシュ・サマー・キャンプの成果が出ていますね。
はっきりと聞きやすい英語で、ちゃんと自己紹介ができました。

ウルミさんは幼い頃日本に住んでいたこと、またいつの日か日本に来るのが夢だったことなどを、きれいな日本語で話してくださいました。

私たちにはなかなかなじみのないバングラディシュについて教えてくださったり、バングラディシュと日本の比較もしてくださったり。
また、お父様がご自身のロールモデルであったこと、産婦人科医になったきっかけなど、大変興味深いお話でした。
産婦人科医として栄養という観点から、西遠の建学の精神「婦人の中に未来の人は眠れり」につながるお話もしてくださいました。

生徒たちは、真剣にお話に聞き入っていました。
藤組を訪ねると、大石さんがこども園の一日をご紹介くださっていました。

保育士や幼稚園教諭が夢という生徒も多い中、とても興味深いお話です。
続いてみんなでゲームにトライ。
「伝言ゲーム」が始まり、出題者に第1問が渡されました。

出題者、何だか慌ててますね(笑)。
書かれた図形を、出題者が言葉だけで表現し、聞いた生徒たちが絵にします。
説明力が問われます!
ちゃんと書けるかな?

コミュニケーションの力について考えさせられました。

伝える、伝わる、受けとめる…その連係プレーをゲームを通じて学んだ生徒たち。
人間関係を結んでいくうえで大事なことをたくさん教わりました。
月組は音楽室で発声練習中。

前進を使った表現活動の一つとして、歌います。
カメラを構えた私に向かって、ステップを踏みながら、笑顔いっぱいで「エーデルワイス」を歌ってくれました。
本多さんのご指導で、みんなたちまち良い笑顔です!

音楽コンクールの歌の練習も始まりました。

身体全体を動かしながら、心を込めて歌う、ステキな体験ができました。

3人の講師の皆さんがそれぞれの教室で教えてくださったことは、内容こそ違えど、一人一人が夢を持ち、道を切り拓いていくための大事なアドバイスが詰まっていました。
国際ソロプチミスト浜松の皆様、貴重な授業をありがとうございました。
帰り際、嬉しい再会がありました。
2年前にこのプログラムでお世話になった現高校1年生が、本多さんに会いに来たのです。

こうしてつながっていくことも、このプログラムの素晴らしいところだと思いました。