演奏会が終わって

オーケストラ部の高校2年生代表3名が、
演奏会終了の報告とお礼に、校長室を訪ねてくれました。

「5年間オーケストラを続けて良かった!」
3人は口々に言っていました。
先輩たちが引退の時にそう言うのをずっと聞いていたけれど、
その時には「続けられて良かった」の意味が分からなかった、と。
でも、今は本当に「良かった」を実感しているそうです。
ゴールまで駆け抜けたからこそ味わえる感情なのですね。
後輩たちもいずれ同じ気持ちをかみしめる時が来るのでしょう。
演奏中も涙をこらえていたそうです。
まばたきすると、余計に涙こぼれるもんね。
手で拭いたりしたら、周りに泣いているのが分かっちゃうし。
最後の演奏の時の思いをつぶさに語ってくれた生徒たちでした。
彼女たちのオーケストラ部との出会い・楽器との出会いのエピソードも楽しいものでした。
人に歴史ありだなあ。
また、後輩たちの頑張りもいろいろ教えてくれました。
先生方にはきっと見えていない後輩の成長を、彼女たちはよーく知っていて、まるでお母さんのようにその成長を目を細めて喜んでいます。
すてきな先輩です。
部活動はこうして代替わりとなります。
後輩たちにとっては、一つずつ荷が重くなるんですね。
でも、こうして優しく熱い先輩たちの存在は、
後輩たちをきっと温かく見守り、支えてくれるでしょう。
高2の皆さん、本当にお疲れ様でした。