2年ぶりに「世界らん展」に行ってまいりました。
会場は、ここ東京ドーム!
いつもプロ野球が行われているこの東京ドームいっぱいに、ランの花が咲き乱れているのです。
すごい人です。
今年はインスタ映えもテーマだそうで、撮影ポイントが沢山あったので、ランの花をバックに私も一枚娘に撮ってもらいました。
ランを大胆に使って、庭園や、大きな創作作品が、会場を彩っています。
假屋崎省吾さんの大きな作品「蘭の世界」
水色の着物にもランがデザインされています。
大使や大使夫人のテーブル・ディスプレイのコーナーも。
これはカタール国の展示。
らん展では、「個別部門」「フレグランス部門」「ディスプレイ部門」「アート部門」など審査も行われ、会場には様々なランと、ランを使った作品があるのです。
中には、こんなすごい構図のアートも!
「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
竹とランでダイナミックな波が!
貼り絵で表現されたおととしのHR展を思い出しますね。
うーん、表現って無限にあるなあ。
ランの花は本当に種類が多く、胡蝶蘭やカトレアのような大型の花から小さな小さな花まで、実にバラエティ豊かです。
そうしたランをふんだんに使って「造園」の感覚で作られた高校の作品もありました。
こうして大きなものを作り上げる、しかも植物という「命あるもの」を相手に作り上げるまでの工夫と苦労は並大抵のものではないだろうなと思いました。
会場には、制服姿のお客さんもたくさんいましたので、出品した学校の生徒さんなのかなあと思いながらすれ違いました。
いろんなランがある!その一例。
ダーウィンゆかりのランのコーナーもありました。
この花の下に長~く垂れさがっている管のようなもの。
矩というんですね。
この形状から、ダーウィンは「この花の花粉を運ぶことのできる形をした虫が絶対にいるはずだ」と確信したのだそうで、彼の死後、彼の予想通りの虫が見つかったのだそうです。
それがこれ。
長いストローみたいな口吻を持った蛾。
このキサントパンスズメガが上の写真のラン「セスキペダレ」の唯一の送粉者なのだそうです!
ダーウィンの蛾と呼ばれているようです。
勉強になりました。
というわけで、東京ドームには野球を見に行ったことはないけれど、これでらん展を見るのは2回目となりました。
蘭の花は奥が深い!
明日18日は、BSプレミアムで午前11時から「世界らん展2018」が放送されるほか、地上波「趣味の園芸」でもこのらん展の模様が紹介されるそうです。
日本大賞を撮ったのはどんな蘭でしょう。ご興味のある方は、ぜひ。
一昨年は、このらん展の後、橋本みつさんからメールいただいて、同じ会場にいたという偶然に驚きました。
今年こそ一緒に、と思っていたのに、叶いませんでした。
でも、きっとこのドームのどこかでみつさんがほほ笑んで一緒に見ていてくださってる…そんな気がしました。