学園祭HR展への道 その2

西遠は明日まで「7月定期テスト」です。テストが終わると、学園祭準備が一気に加速することでしょう。すでにHR展のクラス研究テーマが決定したクラスも多く、夏休み前にはその一覧がわかるはず。ここからは、決定した研究テーマの調査が始まります。分担を決めての研究ですが、夏の暑さに負けずどんな調査をし、取材をするのか、楽しみです。

今日は、「学園祭HR展への道 その2」と題し、まず、6月19日(土)に行われた「学園祭HR展のための特別講座」についての生徒の感想をご紹介したいと思います。

この日、学園を訪れて生徒に貴重なお話をしてくださったのは、TEDxHamamatsuオーガナイザーの河口哲也様 です。「努力は夢中に勝てない」「考えることをやめない」など、心に残る言葉をたくさんいただきました。河口さんのお話を聞いた中3から高3の生徒たちは、HR展に向けてどんな決意を抱いたのでしょうか。

  • 今回、HR展について頭の中で色々なことを想像しながら、お話を聞けました。今年、HR展は初めてやるので、何が何だかまだまだわからず不安でいっぱいですが河口さんのお話を聞いていて色々考え、想像することができ、HR展をやるのが楽しみになりました。HR展はクラスのみんなで作り上げていくものだと思うので、みんなで夢中になって製作物やプレゼンなどをやっていきたいと思いました。クラスのみんなが楽しんで必死になって、時間を忘れてしまうぐらい夢中になってやりたいです。ありがとうございました。(中学3年)
  • 私は「考えることをやめない」という言葉が特に印象に残りました。ホームルーム展だけでなく、日常生活で意識して過ごしていきたいと思いました。また、勉強面でも考えることをあきらめずに解いていくことが大切だと思いました。そして最後におっしゃっていた挑戦をするということも、初めてホームルーム展をする私達にはとても重要だと感じました。今回、河口さんのお話を聞いて初めてのホームルーム展を一生懸命頑張ろうという気持ちになりました。ありがとうございました。 (中学3年)
  • 私は最初、HR展では真面目な考えだけが必要なんだと思っていましたが、河口さんの話を聞きHR展の新たな要素を見つけることができました。それは、「楽しむ」ということです。クラスでそれぞれの役割を分担して行うだけではなく、クラス皆で協力し合い良いものを作り上げる、そして全員で笑顔で取り組み、楽しむ…それを目標に頑張りたいです。貴重な時間をいただけて嬉しかったです。立派なHR展を作れるように頑張りたいと思いました。(高校1年)
  • 私は、今回のお話を聞いて、学園祭のHR展がさらに楽しみになりました。なぜなら、HR展では、自分が知らない浜松の魅力を知ることができたり、それを世界の人々に伝えることができるいい機会だということを改めて感じたからです。私は正直、”TEDxHamamatsu”について今まで存じ上げなかったのですが、地域の魅力を世界に発信したり、世界の魅力を吸収したりしているということを知り、本当に良い活動で、楽しそうだなと思いました。だから、もっと調べてみたいと思います。すてきなお話をありがとうございました。HR展に活かしていきたいと思います。(高校1年)
  • 3年生の頃、HR展についてわからないことがたくさんあったり、初めてのHR展なのにオンライン開催など戸惑うことばかりでわけも分からぬまま過ぎてしまったので、今年度のHR展も心配していましたが、河口さんのおかげでHR展への思いが高まりました。今年度のHR展はオンラインだけでなく、教室の展示まで行わなければならないのですが、去年よりHR展について理解することができたのでHR展が楽しみになりました。今回は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。(高校1年)
  • HR展のための講座の話を聞く前にはテーマから内容まであまり良い案が思い浮かばなかったけど、河口さんの話を聞いたあとテーマを選ぶ上で注意すべきところや注目すべきところがもっと深くわかりました。私は河口さんがおっしゃっていた「努力は夢中に勝てない」という言葉にとても共感を持ちました。何か一つのことに向かって必死に頑張るよりも自分が好きなことを一つ見つけてそのことに夢中になって最後まで楽しくやり切ることが一番大事だと思いました。(高校2年)
  • 昨年聞いた峯先生の講義はデザインについてのお話が主でした。今回、河口さんはTEDや TEDxHamamatsuについてのお話を通して、HR展に向かうまでのことについてお話をしてくださったのかなと思いました。人の話は最後まで聞き、かつ活発に意見が出せる話し合いをしていきたいと思います。クラスの仲間と協力をして、みんなが夢中になれる良いHR展をつくりたいです。(高校2年)
  • 今回の講座、興味深くてとてもためになりました。私は高3なので今年はHR展がありませんが、もっと前に聞いておきたかったことが多くありました。きっと下級生が今回の講座で教わったことや考えたことを生かしてくれると思います。今年のHR展が楽しみです。 (高校3年)

河口さんのお話に触発された生徒たちは、HR展への道を着実に歩み出しています。先週、中学3年生は国語の授業で「HR展テーマ決定のためのパネルディスカッション」を行いました。これも、「HR展への道」の大事な一歩です。

このパネルディスカッション、実は20年以上前から中3国語で行われています。最初は…平成7年の3年菫組で実験的に行ったものでした。はい、担任はオオバです。最初に自分のクラスで独自に行った試みが、現在まで20年以上も続いているのは、国語教師としても、西遠の教員としても、光栄の至りです。写真をご覧いただければお分かりの通り、今年の教室には、スクリーンがあり、机には一人一台のパソコンもあります。パネルディスカッションも様変わりしましたね。

しかし、形は変わっても、「西遠のHR展とはなんぞや?」という根源的な疑問にぶつかりながらテーマを決めていく大事な「出発点」として、このパネルディスカッションは存在し続けています。「お母さんの時代にもパネルディスカッションしたんだよ。」「どんなテーマだったの?」とご家庭で親子の会話が弾んでいたら嬉しいですね。

学園祭HR展への道、今年もそれぞれのクラスでここから山あり谷ありの忙しいけれど夢中になれる日々が始まります。