卒業式を間近に控えた高校3年生は、
卒業式の練習の合間に、いろいろな講座を受けています。
今日は、4時間目に理事長先生の講話がありました。
「自分自身の経験から、今日、卒業する皆さんに伝えたいこと。」
と題して、先生ご自身の研究者としての歩みをたどりながら、
新しい世界に巣立つ高3生たちにメッセージを伝えてくださいました。
追求を続けること、点と点を線でつなぐこと、時間を意識すること。
50分間の講義の中で、この3つが順に語られました。
点と点、自分の体験や得意なこと、好きなこと、それはいつか自分の人生の中で、線になって一つに結びついていく・・・。
それを体験された先生だからこその力強いメッセージです。
母校を巣立つにあたり、高3生にとっては、とても大事な人生の助言となったのではないでしょうか。
午後は、高校生徒会主催による「6年生を送る会」です。
全校で卒業をお祝いするこの会は、
第1部 式典
第2部 部活発表
第3部 生徒会と先生方によるステージ
という3部構成でした。
第1部では、卒業にあたり、中高生徒会会長を務めた柘植さんから、「行事は一生懸命に」「努力しよう」という2つのメッセージが後輩たちに送られました。
西遠の平和教育の重要な行事である「殉難学徒慰霊式」を大事にしてほしいという柘植さんの言葉は熱く響きました。
また、卒業記念品としてICTの機材をお贈り下さるとの目録を、代表の齋藤さんが読み上げてくれました。
大事に使わせていただきます、ありがとうございます。
第2部では、途中、音響機器のトラブルがあって、会全体の時間も延長してしまいましたが、
部活生はどこも心を込めたステージを展開しました。
ギターマンドリン部
バトン部
ダンス部
第3部はパワーあり笑いありの楽しい構成。
高3の皆さんも楽しそう。
最後は、後輩たちの拍手に送られ、講堂をあとに。
ロビーでは先生方のハイタッチが待っていました。
高3生は後輩たちや先生方からのあたたかい思いを受け止めてくれたのではないでしょうか。
卒業式まで、本当にわずかな時間しかありません。
でも、この一日一日が、高校3年生にとってかけがえのない日々になるよう、先生方も後輩たちも心を込めて過ごします。
今日、実は卒業した先輩たちも、そうっと舞台を見守ってくれていたのですよ!
たくさんの人たちの祝福を受けて、高校3年生は人生の門出を迎えようとしています。