高校2年生が育児入門

毎年この時期に高校2年生が体験する授業、それが「ステキなママの育児未来体験」です。
NPO法人子育て支援の会の皆様が中心となって、このプログラムが長く開催されています。
今年も、近隣にお住いの、乳幼児をお育て中の皆さんがお子さん連れで集まってくださいました。
西遠を卒業したばかりの70回卒業生もお手伝いを買って出てくれました。
生活会館の和室と、ホール等体育室を会場に、高校2年生たちは「育児体験」をします。
もちろん分からないことばかり。
お母様やお父様から、抱っこの仕方を教わったり、成長の記録を見せていただいたりします。
こわごわ抱っこしたり、おんぶに挑戦したり、緊張気味ながらも、子どもたちと触れ合う生徒の目は嬉しそうに輝いていました。




少子化と言われる現代、子どもとじかに話したり、触れあったりすることは、本当に貴重な機会と言えるでしょう。
こうしたプログラムにご協力くださる皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
今日で西遠とお別れ、という留学生のハナさんも、この授業に参加することが出来ました。

生徒たちは、それぞれ小さなおもちゃを作り、お子さんたちにプレゼント。
大事に使ってもらえたら嬉しいですね。
今日は、参加してくださったお母さんたちの中に、西遠の卒業生もたくさんいて、私たち教員にとっても嬉しい再会シーンが何回もありました。
そんな一人が、帰り際に校長室を訪ねてくれました!

校長ブログをいつも読んでくださっているとのこと、ありがとう!
私自身も、孫と同じぐらいのお子さんたちがたくさん学園に来てくれて、目じりがかなり下がりました!
子どもっていいなあ、宝だなあ、大事にしなくちゃ、としみじみ思った次第です。
これから受験を体験して、社会に出ていく高校2年生にとって、出産や育児はまだまだ先のことという認識でしょう。
けれども、こうしたふれあいの時が、自分の人生観にきっと少なからぬ影響を与えると思うのです。
本日の貴重なプログラムにご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
国際女性デーにふさわしいイベントでした。