今朝の登校風景。
高校3年生が卒業し、高校2年生が南館に引っ越したことで、朝の正門を通る顔ぶれもちょっと変わりました。
しばらく西門から通っていた高2メンバーも、最後の1年間は正門からの登校ですね。
正門に立ちながら、高校3年生のご家族の見慣れた車が来ないなあ…というちょっとした喪失感も味わっております。
送迎の車を運転されるおなじみの顔ぶれ(笑顔のお父様、お母様、お祖父様、お祖母様方)とお会いできないのは、やはりさみしいものです。
卒業式では、卒業生代表のお父様のご挨拶の中で、思いがけず校長ブログのことを取り上げて下さいました。
思いもかけない応援の言葉に、胸が熱くなりました。
改めまして、ありがとうございました。
朝の正門ではお会いすることはなくなっても、卒業生のご家族の皆様に支えていただいていることを本当にうれしく思いながら、これからもブログを書いてまいります。
これからも時々お読みいただけたら幸せです。
さて、
卒業式で「木蓮の蕾も大きくふくらんで」と紹介しましたが、
南グラウンドのハクモクレンが満開となりました。
背は低いけれど、たくさん白い花を咲かせましたよ。
以前、樹木医でフラワーパーク理事長の塚本こなみさんに、「モクレンはとても繊細で、移植がとても難しい木なんです」とうかがったことがあります。
そう知ってから、モクレンの木がとてもいとおしく思えるようになりました。
そこに立って、花を咲かせていることの「縁」「奇跡」のような有難さを感じるようになったからです。
モクレンの花の時期はあまり長くありません。
この季節、どうぞモクレンの木を見つけて、「繊細なだけど頑張っているなあ。見事に咲かせたなあ」と誉めてあげてください。
昨日掃除中の写真に登場した木瓜(ボケ)、こちらも満開ですので、ズームインしてみましょう。
モクレンも木瓜も、卒業記念樹です。
卒業生の学園へのひとことの中に、
「たくさんの植物があること」が学園の良さだという記述がありました。
「草にも木にもよいことをしよう」という富郎先生の言葉と共に、
学園の木々の芽吹きや開花、紅葉や冬を耐え忍ぶ姿に癒され、元気づけられることはきっとあると思います。
「学園」と呼ぶにふさわしい環境があること、私もこの西遠の大きな魅力だと思っています。
今日も、卒業生たちの母校訪問がありました。
その中のひと組、成人式の写真を持ってきてくれました。
4月からは大学3年、早いものですね。
いろんな人と出会っていくことが財産だよね、というお話をしました。
大学3年からは「学問」という名にふさわしい研究が本格化します。
大いに学び、研究を進めてほしいと思います。
西遠は明日の4時間目で、平成29年度の授業が終わります。
一年間の教科担当の先生との日々が、かけがえのない財産となっていきますように。