花火

細々と、ノルディックウォーキングを続けているオオバです。
今夜は、歩きながら、ちょうど天竜川の向こう側の花火を堪能できました。
今夜の花火はどこだったのでしょう。
夏はやっぱり花火ですね。
私の住む中野町も、
毎年8月14日に「中野町煙火大会」として花火をあげます。
 これは去年の花火↓

子どもの頃からこの花火の夜が大好きでした。
花火の日だけは、まだ日も高いのにお風呂に入れられるのが子どもの宿命でありました。
そして、氷屋さんから大きな氷を買ってきて、たらいや洗濯機(昔は外に置いてありました!)に水を張ってでっかい氷を入れ、ジュースやビール、サイダーの瓶をそこに入れて冷やすのです。
親戚もたくさん集まり、ワイワイ賑やかな夜。
花火が始まると、夜店に行って金魚すくいに燃えたり、綿菓子を買ったりしましたっけ。
不思議と天竜川の河原までおりて花火を見たという記憶はありません。
きっと、親戚の接待で、家族が子どもの私たちを連れていくゆとりがなかったのでしょう。
だいたい、家の前に縁台を出して、うちわであおぎ、綿菓子を頬張りながら、花火を見る、
という構図だったように思います。
この花火を見られないところになんてお嫁に行かないぞ、と思っておりました!笑
それぐらい、中野町に生まれ育った私にはこの花火の夜は絶対だったのでした。
50数年生きてきて、今迄に2回だけ中野町の花火を見なかった夏があります。
一回は、イギリス旅行に出かけて。
もう一回は、花火が雨で延期され、同窓会(しかも中ノ町小6年3組の!)の日と重なってしまった時。
一回目の旅行による不在は、自分としても忸怩(じくじ)たるものがあり(笑)、後ろめたさを抱えつつ日本を後にした覚えがあります。
湖水地方で迎えた花火の夜、日本のテレビ番組が偶然ホテルで見られたので、「思い出のメロディ」を見ながら花火に思いをはせた事を思い出します。
この2回の不在以外は、万難を排して「中野町煙火大会」に参加!
ここ数年は、所属する「中野町を考える会」のおかげで、
午後6時半には河川敷に到着しているという習慣が…。
毎年、6時半から「響天動地」というよさこいソーランのグループがカッコいい踊りを披露してくれるのですが、このグループにはリーダーを筆頭に西遠出身者がいっぱいいます。
彼女たちの応援も兼ねて、6時半集合死守!です。

今年も8月14日を待ち遠しく思いながら過ごしています。
けれど、花火大会というのは、終わるとすごく淋しくなるもの。
午後9時の打ち止めの後、「今年の夏も終わりだなあ…」と思いながら河原を後にします。
そして、心なしか翌15日の風は涼しいのです…。
だから、14日が早く来てほしいような、来てほしくないような、そんな気持ちがこのトシになってもあるんですね。
とりあえず「中野町煙火大会」までにしてしまわなくてはいけない仕事が山積していますので、
感慨に耽るのはもう少し後にして、仕事を一つずつこなしましょうっと。
「まず目の前の茶碗を洗う」…歌人の河野裕子さんの言葉にもあるように…。
生徒の皆さんは、花火大会参加のルールをちゃんと守ってくださいね!!