私の「成長」 ~講堂朝会の感想より~

10月30日の中学講堂朝会の感想がグーグルフォームでほぼ集まりました。この日の講堂朝会では、学園祭やイングリッシュ・サマーキャンプなどの行事や、これまでの学園生活を振り返って、個々がどんな成長をしたのかを考えてもらいました。その時、生徒に説明したのは、「21世紀型スキル」です。どんなスキルが身についたのかを自分で振り返ることは、次の目標設定にもつながります。

今日は、生徒たちの「私はここが成長した!」という感想を少し紹介します。

1年生の成長
  • 西遠に入学して、プレゼンテーションをやってみたり作文や論文を書いたりしたことで今までよりも文章力がついたと思います。
  • パフォーマンス大会で先輩方とコミュニケーションを取っていくことで、敬語の正しい使い方など失礼のない行動を取れるようになりました
  • 夏休みの日本文化研究の課題を取り組んだ事で、私はプレゼンテーションスキルを身につける事ができたと思います。学校でスライドの使用方法など学びながら、最初から自分で作り上げたスライドが出来上がった時は嬉しさと達成感を感じる事ができました。また、調べた内容についても沢山調べたことでより深い知識を得る事ができたことでも、自分が成長できたと実感しました。
  • 緊張したりすると、相手に言葉を伝えられない性格だった私が、前期の行事で、自分の思いをまとめ、相手に理解してもらえるような発言ができるようになりました
  • 秋休みに「オールイングリッシュセミナー」に初めて参加して、失敗を恐れずに英語で言うことができるようになった
  • 「オールイングリッシュセミナー」を受け終わり、最初は積極性が足りなかった・自分が苦手だと感じていた英語の世界が狭かったと気付き、俯瞰的に自分を見る力がついたのではと感じました。
2年生の成長
  • イングリッシュサマーキャンプで教えてもらったdon’t be shyを忘れずに、恥ずかしがらずに英語で話すことができるようになった
  • 人前で話すことや自分の言葉で人に伝えるということがあまり得意ではありません。ですがESCでグループのリーダーになり、自分が積極的に話さなければなりませんでした。それを通して話し合いをするときやプレゼンテーションのときに積極的に相手に伝えるという力がついたと思いました。
  • イングリッシュサマーキャンプで異文化を知ることができたり海外の方との接し方がよく分かりました。もっと勉強してスムーズに英語を話せるようになりたいという新たな夢ができました。
  • ESCを通じて何事にも全力で挑戦していくことが大切だと分かりました。また、英語が話せれば日本国内だけではなく世界にも視野が広げられるのでもっと英語をもっと頑張りたいです。
  • イングリッシュサマーキャンプを通して自分から積極的に活動に参加し、コミュニケーションがとれるようになったと思います。また、世界のジェンダーや人種問題などにも触れることができ、考えていくべき課題だなと感じることができました
  • イングリッシュサマーキャンプでは外国の方とのコミニュケーションを取ることができ、学園祭を通して、パソコンを使う機会が多くなり、慣れることができてきた
  • 学園祭の二年生展で行ったポスターセッションで的確な情報を見つけ、みんなの目が自分のポスターに行くように一枚のポスターでも細かい工夫を行った。みんなにわかりやすいポスターを作り伝えようとする力がついた
  • 学園祭のポスターセッションでは、フローレンス・ナイチンゲールを担当しましたが、情報が多いために、開くサイトによって功績やそれらを行った年が異なってきてどれが正しいのか判断することにとても苦労しました。しかし、赤十字の公式サイトを見つけ正しい情報を発信することができました。そして私が彼女から学ぶべきだと思ったことを世界に向けて発信できました
3年生の成長
  • HR展を通して、聞いている人がどうすることでわかりやすく聞くことができるのかをしっかり考えることができた
  • HR展を通じて著作権のことについていろんなことが学べた
  • HR展を通じてグループのみんなをまとめる力がついた
  • HR展では注染染めが抱えている問題点について調べたり、動画の作成を担当したりして批判的な思考や問題を解決する力、ICTリテラシーを身につけることができました。自分に与えられた仕事をしっかり自覚して責任を持って果たすことができたと思います。
  • イングリッシュサマーキャンプを通して自分の意見をはっきり発言することができるようになった
  • イングリッシュサマーキャンプで留学生の方と話すのに、自分自身英語がペラペラに話せるわけでもないけど、とりあえず話してみようと話したり間違った英語でもコミュニケーションをとろうと、自分から話すことができました。グループで英語での劇を作り上げる時にも、話の内容を考える人とそれを英語に訳す人と分けてやり、当日、1人が欠席した時も、そこですぐに違う案で対応しみんなで協力できたと思います。
  • 外国人とのコミュニケーションに不安があったが、リーダーがフレンドリーで想像以上に楽しめた。自分が勇気を持って一歩前に出れば、相手も心を開いてくれて、言語の壁を超えて多少言葉が通じなくてもコミュニケーションが取れることを知りました
  • 仲間と協力してHR展やイングリッシュサマーキャンプでの劇を作る力が身につき、仲間と協力して一つのことを一緒に成し遂げることの大切さを改めて知ることができた
  • ただ淡々と話すだけでなく、前を向いてハキハキと大きな声で話せるようになった

21世紀を生きていく人に必要とされる力として「21世紀型スキル」がありますが、生徒たちが獲得したものは、この世界基準の10のスキルに符合するものもあれば、それを横断した力もあるでしょう。小さな成長でもいいのです。自分がどれだけ変化したか、何に気づいて視野が広がったか、どういうことができるようになったか・・・、そういうことを自覚することが、これからの生き方につながります。新しい目標ができ、また努力が始まります。

次回は、「勇気」についての生徒たちの考えや体験を紹介したいと思います。