美術館に行こう

新しい週に入りました。
パフォーマンス大会の練習も本格化しています。
本日オオバは11時過ぎから静岡に出張していまして、学校に戻ったのが17時ちょっと前。
放課後の南グラウンドや記念グラウンドなどにパフォの練習に励む生徒たちの姿があり、いよいよ動き出したなあとワクワクしました。
ひとつの作品を完成させるまでにはまだひと山もふた山もあるでしょうが、クラスや姉妹の団結でその山を登り切ってほしいものです。
☆  ☆  ☆  ☆  ☆
テストが終わり、ちょっと休日に遠出も叶う季節ですね。
時には、芸術鑑賞、いかがでしょうか。
先日足をのばしたのは、天竜区の浜松市秋野不矩美術館です。

うぐいすのさえずりが聞こえてきて、心地よい風の吹きわたる場所。
藤森照信さんの設計したこの美術館は、そんな自然の中に溶け込んでいる建物です。
屋根には鳥が飛んできて、カメラを構える私をからかうように飛び去っていきます。
空気は清涼。
深呼吸したくなるようなところです。
さて、今この美術館で開催されているのは・・・

「絵本にみる日本画」の世界です。
秋野不矩さんの「いっすんぼうし」をはじめ、「かぐやひめ」や「たつのこたろう」等おなじみの絵本の原画が並びます。
上のチラシの左上の絵は、朝倉摂さんの「たつのこたろう」です。
下の絵は、秋野不矩さんの「きんいろのしか」。
朝倉さんのダイナミックさ、秋野さんの包容力・・・。
日本画家の方々の「物語」への取り組み方は様々で、絵本の世界は深いなあと感嘆しました。
大の大人が無言で展示室に置かれた絵本を開いて読み耽っている姿も、また和やかな光景でした。
私は孫と読みたいなと思って「いっすんぼうし」を購入したのですが、一番ステキだった「きんいろのしか」が絶版だとのこと、残念に思いました。
誰か、この「絵本にみる日本画」展を見に行った生徒はいないかなあ。
感想を聞きたいなあ。
西遠生が持つ「記録ノート」には、文化芸術鑑賞記録を書く欄があります。
様々な美術館・博物館・演奏会・演劇公演などで「本物に出会ってほしい」という思いから、これらの感想を書く欄を作りました。
読書記録とはまた違って、芸術の鑑賞で「心に響く出会い」があると信じています。
浜松市美術館では、6月23日から「この男がジブリを支えた。近藤喜文展」が始まるとのこと。
静岡県立美術館には、私の大好きな安野光雅の世界が、夏休みにやってきます!

さあ、皆さん、この夏は美術館に行きませんか?