抜けるような青空に魅かれて、例によってお気に入りの場所で写真を撮りました。
この季節、この写真の中に楽しみがもう一つあります。
それは、池の向こう、講堂(左)と図書館(右)の間にある一本の木。
合歓の木(ネムノキ)です。
今年は、この木にピンクの合歓の花がそれはもうたくさん咲いたのです。
ご覧ください。
風に気持ちよさそうに揺れる合歓の花。
この木は平成5年度卒業生の卒業記念樹です。
この木にこうして花が咲くと、学年主任の水野訓男先生を思い出します。
先生が亡くなられたのも、ネムの花咲く季節でした。
芭蕉は「奥の細道」で、
象潟(きさかた)や雨に西施(せいし)がねぶの花
と合歓の花を中国の美女にたとえました。
雨の中の合歓の花も煙るように美しいですが、
今日の青空にも、このピンクはとても似合うと思いませんか。
今日の浜松、とても暑くて、午後1時に、車の温度計が33度を示していました。
みなさん暑さ疲れもあろうかと思います。
学園の風景の中から、合歓の花と、もう1つ「涼」をお届けします。