2021年最後の講堂朝会は、全校生徒が入場して行われました。今日のテーマは、「人権」と「読書」です。昨日12月10日は世界人権デー、来週は西遠の「朝の読書週間」であることを踏まえ、人権を「読書」から考えようというお話をしました。
講堂朝会で紹介した10冊
今回、私は10冊の本(とその関連本)を紹介しました。まずはそのラインナップです。
- 「日本国憲法」(小学館)
- 「アンネの日記」アンネ・フランク著
- 「夜と霧」ヴィクトール・フランクル著
- 「あの頃はフリードリヒがいた」リヒター著
- 「君たちはどう生きるか」吉野源三郎著
- 「支える、支えられる、支え合う」サヘル・ローズ編著
- 「21世紀の『女の子』の親たちへ」おおたとしまさ著
- 「これからの男の子たちへ」太田啓子著
- 「茶色の朝」フランク・パブロフ著 高橋哲哉メッセージ
- 「はじめて出会う短歌100」千葉聡編 (紹介順)
10冊に加えた紹介した本たち
- 「人権パスポート」アムネスティ・インターナショナル日本
- 「ビジュアル版 世界人権宣言」創元社
- 「ビジュアル版 女性の権利宣言」 創元社
- 「ビジュアル版 子どもの権利宣言」 創元社
- 「思い出のアンネフランク」ミープ・ヒース著
- 「世界を変えた10冊の本」池上彰著
- 「ぼくたちもそこにいた」リヒター著
- 「若い兵士のとき」リヒター著
- 「祖母・母・娘の時代」鹿野政直、堀場清子著
- 「あゝ野麦峠」山本茂実著
- 「破戒」島崎藤村著
- 「蟹工船」小林多喜二著
本から見えてくる「人権」
様々な角度から「人権」を考える本をリストアップしてみました。ユダヤ人の迫害の歴史、日本の戦前の空気、現在の日本の諸問題、短歌から学ぶ人権…。メモを取りながら聞いてくれる生徒もいました。これらの本の中から、どれか一冊でも、生徒の心の琴線に触れるものがあればと思います。
本は「人生」を教えてくれます。価値観や表現力を育ててくれます。自分ではできない体験も、本が代わりに体験してくれます。だから、本を大切にしましょう。読書に時間をたっぷりとりましょう。本の中の「人はいかに生きるべきか」という根源的な問いに、耳を澄ませてください。
生徒の皆さんからの感想をお待ちしています。