7月定期テストが終了した本日午後、中学3年生の親子PTAが行われました。
学力判定や高校でのクラスのこと、そして11月のオーストラリア研修のことなど、盛りだくさんの内容でした。
お暑い中ご来校くださいました保護者の皆様、ありがとうございました。
親子PTAの冒頭、私もご挨拶させていただきましたが、中学3年生にとって、これからの日々は自分を高めるための大切な日々となります。
夏休みは、学力判定に向けて勉強に燃え、学力判定直後からはホームルーム展に燃え、秋休みが終わったら、オーストラリア研修に燃え…。
もっと近いところでは、中学1年生の初めての入寮に、中学3年生が指導生として宿泊します。
教わる側から、教える側へ。
西遠中学3年生としてのステップを確実に登っていく生徒たちです。
しかし、今日は何と言っても、オーストラリア研修への準備のことが頭の大部分を占めたのではないでしょうか。
入学動機を聞いた時にも、「オーストラリアに行来たいと思ったから」と述べる生徒が毎年たくさんいます。
英語の力をつけ、会話する勇気を備え、日本のことも紹介できるように学び…、西遠生にとってこのオーストラリア研修は中学3か年の大きな目標になっているのです。
私も何度もオーストラリアの引率をしました。
ホームステイも体験しました。
初めて行った時、シドニーの街をバスで移動しながら、ハーバーブリッジが見えるたび、そしてその有名なハーバーブリッジを通るたびに興奮したことが思い出されます。
きっと生徒以上に興奮していたと思いますが、クラス担任という立場上、一生懸命隠していた気がします。(え?バレてました?笑)
あこがれのハーバーブリッジ
初めてのオーストラリア研修はシドニーオリンピックよりももっと前のことでしたので、2000年のシドニーオリンピックでは、自分の知っている町として、他のオリンピックより数倍興奮した覚えがあります。
テレビで見ながら、このハーバーブリッジが映ると懐かしく思ったものです。
特に女子マラソンは、このハーバーブリッジを渡るところからレースが始まりましたので、あの石のごっつい古い橋をたくさんの選手たちが駆け抜ける姿、とても感動しましたっけ。
シドニーにはもう1つ有名な橋があります。
アンザックブリッジです。
これはシドニータワーから見下ろしたアンザックブリッジ。
この橋もシドニーに行くと何度も通るのですが、ハーバーブリッジに比べて、生徒はあまり興味を覚えないようでした。
しかし、シドニーオリンピックでは、この橋も注目を集めました。
女子マラソンでは日本人選手の明暗が分かれた場所でもありました。
私自身、この橋の近未来的な姿が古めかしいハーバーブリッジと対照的でしたので、通ると心躍ったものです。
・・・あれ?私は「橋」が好きなのかなあ…。
シドニーを訪ねる時、3年生の皆さんはどんなところ、どんな景色に目をとめるでしょうか。
興味を持つと、いろんな風景や建物が心に残るようになります。
私のように橋じゃなくてもいいのです。
船の形でもいいし、学校の玄関でもいいし、植物や動物でもオッケーです。
有名すぎるコアラより、名も知れぬ見慣れぬ鳥に心惹かれるかもしれません。
10代の知的好奇心が、4か月後のオーストラリア研修旅行で存分に発揮されるよう期待しています。
今は準備の時。
パスポートの申請も大事な準備です。
また、こちらは11月でも、シドニーは夏のはじめです。
夏にしかできない準備をどうぞ怠りなく。
かつてオーストラリアを訪ねた先輩たちは、このブログを読みながら、思い出に浸っているでしょうか…。