8月19日のブログでも紹介させていただきましたが、
東京でお二人の卒業生の戦争時代のお話を聞かせていただきました。
齋藤様、下山様のお二人は、西遠を昭和28年3月に卒業された高校第5回卒業生です。
東京近郊にお住いの同級生の皆さん18名の戦争体験をまとめた『戦争に翻弄された私たちの子ども時代』の編集・発行に尽力されたお二人のお話を、公式ホームページ「戦後70年 西遠の記憶」に掲載すべく、只今準備作業にあたっております。
戦中、だんだん物が乏しくなっていったことや、
昭和19年12月7日の地震の体験、
そして昭和20年4月・5月の空襲のこと、
疎開先での体験や思い、
7月の艦砲射撃、8月15日の終戦の日のこと、
また戦後西遠に入学してからの様々な思い出など、
お二人のお話は、いずれも貴重なことばかりです。
原稿にまとめながら、分からなかった点をお電話で伺ったりして、
何とかようやく形になってきたところです。
秋にはホームページにてご紹介できると思いますので、もう少々お待ちください。
この本『戦争に翻弄された私たちの子ども時代』のことは、東京新聞・中日新聞でも紹介されました。
「戦時下、報道管制で隠された大地震 記録残らず」と題された記事で、齋藤よう様のインタビューが掲載されています。 →こちら
ぜひこちらもご覧ください。
齋藤様・下山様は、若い世代の皆さんにもこの本をぜひ読んでほしいと願っていらっしゃいます。
西遠の図書館にも入れましたので、生徒の皆さんには夏休み明けに手に取ってほしいと思います。
戦争の記憶は、決して風化するものではない、悲しみや恐ろしさといった感情は、長く長く人の心に残り、特に戦争で肉親を失った方の悲しみは重いものであることを、私自身、お二人のお話から、そしてこの本から強く感じました。
記事の最後にもありますが、この『戦争に翻弄された私たちの子ども時代』は、1冊1500円、専用メール(sensounih@yahoo.co.jp)で受け付けているそうです。
たくさんの方々にぜひとも読んでいただきたい本です。