話は9月にさかのぼります。
(台風と学園祭でなかなかこの話題を書けませんでした!)
9月23日(日)、静岡文化芸術大学にて、「TEDxHamamatsu2018」というイベントが開催されました。
「スーパープレゼンテーション」などの番組でも紹介されているTED( Technology Entertainment Design)は、毎年大規模な世界的講演会「TED カンファレンス」を主催している非営利団体です。
スピーカーが、世界に広める価値のあるアイディアについて18分以下のスピーチを行い、その模様はインターネット上で無料視聴できるようになっています。
このTED本部から正式にライセンスを受けて2014年に発足したのが、TEDxHamamatsu(テデックスハママツ)です。
浜松のアイディアを世界に発信するとともに、世界のアイディアを浜松に取り込むことを目的にしています。
昨年度、女性教育講演会でご来校くださった佐藤真琴さんもTEDxHamamatsuのスピーカーのお一人です。
西遠は、昨年度より、このTEDxHamamatsuのスタンダードスポンサーを務めています。
昨年はPTA行事と重なり参加できませんでしたが、今年初めて私もTEDxHamamatsuに参加させていただきました。
7人のスピーカーがそれぞれのアイディアを発表します。
浜松の町なかでエリアイノベータ―として活躍する彌田徹さんや、ショートトラックスピードスケートで3度の冬季オリンピック出場を果たした伊藤亜由子さん、県立高校分校で野球部のマネージャーを務める今井紅里さん、難民交流活動家の渡部清花さんなど、多彩な分野のスピーカーさんによる熱いスピーチを聴くことができました。
また、スピーチの合間には、参加者同士の交流の時間もたっぷりと取られていて、いろいろな方と知り合うことができました。
西遠関係者、卒業生にも複数会えましたし、高校生枠で招待された本校生徒たちとも話すことができました。
実は、学園祭HR展のために本校生徒の取材を受けたという方にも、たくさん会場でお会いしました。
ボランティアスタッフとして忙しくされている峯郁郎先生(文芸大デザイン科の教授でHR展のための講演をしてくださった先生です)は、司会進行でも大活躍でした。
忙しい日常の中で、自分のテリトリーを守るのに精いっぱい。
自分の分かる範囲でクリエイティブに過ごしている…。
そんな自分には考えられない活動をしている皆さんとの出会い。
面白いアイディアをもって生活を楽しんだり、
地域や世界に貢献したりしている方々との出会いは、
刺激的であり、心の眼を大きく開かせてくれます。
難しいことを考えるのを拒否するのではなく、
今まで知らなかったことについても考え始めること。
それが、TEDxHamamatsuに参加する醍醐味ではないかな、と思いました。
来年はぜひもっと多くの西遠生にこのTEDxHamamatsuに参加してもらいたいなと思いました。
若くて吸収力のある皆さんは、きっとこの刺激的な1日を大いにその後に生かすことができると思うのです。
夜まで続いたイベントを終えて、頭の中はいろいろ考えすぎてぐちゃぐちゃになっていたけれども、何だか心地よい気持ちで帰宅したあの日。
TEDxHamamatsu2018のことを思い出す時、何だかちょっと嬉しくなる私です。
追伸:TEDxHamamatsuの関係者の皆様が、今年の学園祭に多くご来校くださり、生徒の活動を興味深く見学してくださいました。ありがとうございました!