HR展で得られたもの その3

HR展を通じて、自分はどんな力を得たのか、講堂朝会(9月29日実施)への生徒の感想を掲載しています。
今日は、HR展に向けて、昨年・今年とお越しいただきました峯郁郎先生(静岡文化芸術大学教授)の「大学模擬授業」が、生徒たちにどんな発見を与えたのかを少し紹介致します。
今年、峯先生は7月20日にご来校くださり、HR展を行う中学3年から高校2年までの生徒に向けて「デザインって何? デザインの力 デザインの面白さ」という演題でお話してくださいました。

昨年、模擬授業を行ってくださった後、実際に学園祭にお越しくださり、HR展をご見学くださった峯先生は、昨年度の振り返りをしながら「デザインの力」について生徒たちに語りかけてくださったのでした。

今回、私が行なった講堂朝会の感想文にも、峯先生のことが書かれているものがたくさんありました。
その中から、何名かの生徒の文章をご紹介しましょう。
☆文化芸術大学の峯先生がいらっしゃった時のお話で、デザインとは何かを学びました。そして、写真を見たら、いろんなデザインがありました。私が特に印象に残ったデザインは、お茶のHR展の、急須から出ているお茶で文字が描かれているものです。あのデザインはとてもすごかったです。本当にお茶が出ているような立体感と、急須が動いているような感じがとても工夫されていて、いいなと思いました。私たちも、峯先生に認められるような工夫ができるように、あと少し頑張りたいなと思います。
☆峯先生の評価を振り返ってみると、見に来てくださる方は細かい色使いまで見てくださっていることが分かりました。去年の5星の「お茶」の急須のように、色までこだわっていきたいと思いました。

昨年度5年星組HR展「お茶」

☆峯先生のデザインのお話が大好きで、毎年楽しみにしています。先生のお話を聞くと、デザインがどれほど大切で奥深いものなのか知ることができます。旅行で美術館に行った時、美術品はとてもきれいで魅力的でしたが、私は建物のデザインが気になりました。峯先生は、この世のものは意味があってそうデザインされるとおっしゃっていました。美術館の建物にはどんな意味があるのか知りたくなって、いろいろ写真を撮って考えました。私は、考えていくうちに、本当にデザインは奥深く、面白いと改めて実感しました。
デザインというものについて峯先生に詳しくお話を聞くことができたことで、どんどん目覚めていく生徒たち。
HR展だけでなく、日々の生活の中でも、発見と学びは広がっていきますね。
デザインの細部にこだわって作っています!という感想も、生徒の中から聞かれました。
☆私は、ポスターを描くことになり、外の看板のリーダーをすることになりました。看板は空をテーマにしてデザインし、きれいな空にするために青系の色を使って貼り絵のようにしました。
☆展示方法では、模造紙を使うと、来ていただいた方側からすると見づらいし、読む気が失せると思い、他の展示方法を考えました。審査内容にある「情報の可視化」を実現できたと思います。いかに情報を分かりやすくコンパクトに展示できるかをしっかり考え、あと1週間精いっぱい頑張っていきたいです。

今年のHR展にも、いろいろなデザインが製作物や掲示物という形となってお客様をお出迎えしました。


今年学園祭にお越しくださった峯先生、今年のHR展にどんなご感想を持たれたでしょう。
早くお聞きしたいな、と思っているのは、私だけではないはずです。