先週10月18日の中日新聞夕刊と翌19日の朝刊に、戦争体験の聞き取りの活動を取り上げていただきました。
お読みくださった方から、メールやお電話、お手紙をいただき、感激しております。
最初にメールをくれたのは、西遠の同級生でした。
彼女は、同窓会誌「そでし」も読んでくださっていました。
「そでし」の原稿依頼に、今年は、私が戦争の聞き書きを始めたきっかけについて書かせていただきました。
それも併せて読んでくれた彼女は、「西遠の中学1年の時に旧講堂で見た原爆のドキュメンタリーが私の中にある戦争に対する一番の衝撃」になったことや、慰霊祭、長崎の原爆資料館の思い出など、私と共通する思い出をメールで寄せてくれたのです。
同じ四季を西遠という環境で過ごした友人が、平和について同じ思いを抱いていてくれたのは、本当にうれしく、心強かったです。
翌朝も、メールいただきました。
やはり同期の友人から。
新聞を読んですぐに感想を届けてくれる友の優しさに感謝!
ご近所さんからもお電話があり、私は留守でしたが、「良い記事でした」とご感想を家族に伝えてくださったそうです。
地元の新聞店さんには、ラミネートされた夕刊と朝刊をいただきました。ありがとうございます。
そして、今日、分厚い封筒が届きました。
卒業生の姉妹を持つ80代の男性の方からでした。
動員学徒だったお姉様が1945年4月30日の河合楽器への爆撃で、九死に一生を得たとのことで、お姉様のご体験をまとめた文章も同封してくださったのです。
あまりにリアルなお姉様の体験談を、泣きそうになりながら読みました。
この貴重なご体験を弟さんとして文章にまとめられたものを、今回私の新聞記事に目をとめられ、西遠に送ってくださったのです。
ただただ感謝です。
お姉様の4月30日の貴重な戦争体験も、ぜひ生徒たちに紹介したいと思いました。
戦争の体験を、50代の自分が仲介役となって、若い世代に語り継ぐこと。
小さな小さな取り組みですが、共感してくださる方、ご協力くださる方が次々に現れて、私の背中を押してくださり、その活動を広げていってくださいます。
8月から西遠に何度も足を運び、丹念に取材してくださり、こんなに大きな記事にしてくださった中日新聞記者の古根村さんにも心から感謝申し上げます。
新聞記事の中で、写真で紹介されている下山様と齋藤様の戦争体験は、来月にはホームページで公開しますので、もう少々お待ちください。