晴天のGWに、姉妹ウォーク

5月の爽やかな風の中で、今年最初の姉妹行事「姉妹ウォーク」が行われました。姉妹グループを4つに分けて、1班が4人から6人の異学年集団で、浜松の中心部を往復します。寺社や旧跡、公園のポイントを8つ、家康ゆかりのポイントを1つ、あらかじめくじ引きで決まった目的地を、班員みんなで地図を頼りに回り、西遠に戻るコースです。

出発は、100周年グラウンド。新井先生とのじゃんけんに勝った班から出発です。じゃんけん担当班長の責任は重い!

新居先生とのじゃんけんに勝利した半から、得意顔で出発。誘導係の先生方も、2人組になって出発です。 残された班は、嘆きの表情。次のじゃんけんで何を出すか真剣に話し合っている班もありました。

私も最後の班の出発を見届けて、一人出発しました。(なぜか、理事長と校長は「一人で好きに回ってください」の指示…笑。) 後を追う形になってしまったけれど、いくつの班に遭遇できるかな…? とりあえず、西門を出ると、…あ!いた! 歩いています。丸塚バイパスに曲がると、また一班…。六間道路を馬込川の橋まで歩きました。

ポイント№20「野口公園」で一人まったりしていたら、あ、道路の向こう側、生徒たちが見えました。歩いていますねー。ここまでにポイントいくつ回ったのかしら?

「私も一緒に歩かせて!」と、ある班に同行し、2つのポイントに行きました。ポイント№30の「夢告げ地蔵」と №21「東ふれあい公園」です。生徒はポイントで集合写真を撮ることになっています。同行させてもらったので、私がカメラマンを買って出ました。

「夢告げ地蔵」はバス道路沿いにありますが、長い間、この道をバスや車で通りながら、そこにこういう名前のお地蔵さんがあるなんて知りませんでした。帰りにもう一度拝みに行きました。すると、ここにはかつて社があったけれど、1945年4月30日の空襲ですべて焼け落ちてしまったという歴史が、大きな碑の裏側に書かれていました。西遠の動員学徒の皆さんが亡くなったあの日の空襲は、この町(中区中央)にも大きな被害をもたらしていたのでした。

また、この「夢告げ地蔵」は、江戸時代末期のコレラの流行の際に建立されたもので、その後、明治の廃仏毀釈で地中に埋められ、のちに町の人の夢に出てきて掘り起こされたお地蔵さんであることも知りました。地元の歴史、知らなかったことだらけです。

生徒と別れ、馬込川沿いの遊歩道をのんびり歩いて、生徒の皆さんより一足先に11時に学園に戻りました。まだ、生徒は帰ってきていないだろうと思って、ゴールとなっているグラウンドの倉庫に行ってみると、なんと2グループがゴールした後。11:05に最初のグループが到着していました。あらら、残念。気を取り直して、3位からのグループを迎えることにしました。さあ、ここからは怒涛のゴールシーンです(大げさ)。

晴天に恵まれ、実に心地よい姉妹ウォーク日和でした。歩き疲れてくたくたの生徒も少なくありませんでしたが、みんなよく頑張りました、「楽しかった?」と聞くと、笑顔でうなずく生徒たち。素晴らしい青空と五月の風の中で、きっと姉妹グループの大事な思い出が刻まれた日となったことでしょう。生徒の皆さん、お疲れさま! 沿道やポイント地点の皆様、ありがとうございました。

尚、ゴール後に昼食をとった生徒たちは、午後、6月に行われる「パフォーマンス大会」の練習に励んだこともご報告しておきます。こちらは、公式ブログでご確認ください。歩いて歩いて、踊って踊って…、ゴールデンウィーク真っ只中の月曜日に大活躍の生徒たちでした。