5月3日は憲法記念日。75年前の今日、日本国憲法が施行されました。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を基本原理としています。戦後の日本が国際社会の中で信頼を得ていく、最初の一歩がこの憲法施行だったのだと思います。昨年度、「人権」を考える講堂朝会で、私は「日本国憲法」の本を紹介しましたが、「こんな本があるのは知らなかった」という感想が多かったことに驚きました。私たちはもっと身近に日本国憲法を読む場を持っていたいですね。
西遠の図書館にも「日本国憲法」の本があります。憲法そのものが難しいなと思う人には、憲法の入門書として有名な「檻の中のライオン」をお勧めします。とても分かりやすい説明で、イラストもとってもかわいいです。
私は講堂朝会でも以前にお話しましたが、日本国憲法の前文を暗唱する宿題が出た時(中3の公民の授業。教科担任は神谷先生でした)に、前文の拡張高い日本語に感動した記憶が鮮明にあります。初めて出会う表現がたくさんありました。自由のもたらす恵沢、厳粛な信託、恒久の平和、崇高な理想、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去、各国の責務…。その言葉の崇高な響きと、辞書で引いて知った意味に、一つ一つ感激しました。 クラスで一番に前文暗唱を完了したのは、その感激が原動力だったと思います。皆さんも、日本国憲法前文を声を出して読んでみませんか。戦後の日本が 「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」という3つの基本原理を掲げた理由や決意を今一度確かめる時が来ていると思います。
憲法記念日の今日、西遠では、登校学習に励む高校3年生、休日練習の部活生に交じって、小学生が百人一首部が主催する「競技かるたに挑戦」の講座に訪れてくれました。百人一首部のお姉さんたちの明るく元気な進行を頼もしく見学しました。
また、本日は図書館も開放、新たに年間の会員になってくれた小学生もいました。
ローズガーデンのバラもきれいに咲き誇っていますよ。
青空の広がる憲法記念日です。