この一年、いろんなところから富士山を撮影しました。
今日は、2018年の富士山尽くしです。
2月。新幹線の車窓から。
10月。東名高速道路、バスの車窓から。
11月。両親と訪ねた乙女峠から。
12月。アクトタワー31階から。
そして、昨日。再び、新幹線の車窓から。今年の富士山撮り納めですね。
今年も一年間、いろいろなところから富士山を撮影できました。
お天気や気温も気にしながら、富士山の見えるポイントに向かう時、ドキドキして期待感が募ります。
車を運転している時はカメラは構えられませんが、それでも富士山が見えるポイントに来ると、ワクワクした気持ちを隠せなくなります。
その日の富士と対面して、富士を拝む、そんなひとときが私は好きです。
撮影した写真を見ながら、その日の思い出や友達・家族との会話などを思い出すのも、素敵な時間。
実は、友人も私に「今日の富士山」というメールを書いてくれて、その日の富士の写真を送ってくれるんですよ。
大切な「富士友」です。
太宰治は「富嶽百景」の中で、最初に富士をこき下ろし、周囲の人々との触れ合いの中でだんだんと「良い富士」と出会っていきます。
いかにもへそ曲がりな始まり方のこの小説、読み終えると温かい心になれますね。
富士山がどうのこう喉といより、見る人の心がどうほぐれていくか出見えるものがどう違うのかを、この名作は教えてくれます。
私は、太宰ほどへそは曲がっていませんし、人生経験も豊富ではありませんが、やっぱり歳を重ねるにつれて「富士山はいいな」と言う思いは大きくなっています。
そしてやっぱり冬の富士が良いですね。
寒さがもたらしてくれる清冽な富士山に、皆さんもどうぞ出会ってください。