先日、毎日新聞デジタルで、「元気が出る」「泣ける」大人絵本 お薦めを柳田邦男さんに聞いた という記事を見つけました。(有料記事)
柳田邦男さんは、航空機事故や医療関係、戦争など、様々な分野のノンフィクションの本を世に出している作家ですが、近年では絵本の評論もしていらっしゃいます。柳田さんの薦める絵本はどんな本なのだろうと記事を読み、気になった3冊を購入しました。
- 「そらいろ男爵」 (文:ジル・ボム 絵:ティエリー・デデュー 訳:中島さおり)
- 「悲しみのゴリラ」(文:ジャッキー・アズ―ア・クレイマー 絵:シンディ・ダービー 訳:落合恵子)
- 「だいじょうぶだよ、ゾウさん」(文:ローレンス・ブルギニョン 絵:ヴァレリー・ダール 訳:柳田邦男)
柳田さんは、「そらいろ男爵」を「明日への希望が書かれた絵本」として紹介されています。戦争を終わらせてしまう男爵のお話です。元気が出ました、本当にこうやって戦争が終わってほしいと心から思いました。
「悲しみのゴリラ」と「だいじょうぶだよ、ゾウさん」は、「死」を扱った絵本です。「悲しみのゴリラ」は、とにかくゴリラの絵が美しく、静かな感動を誘います。ゾウさんの方はネズミさんの心情の変化がとても素敵です。
柳田さんのおすすめ絵本から3冊紹介させていただきました。一緒に映っている「シロのきもち」は、犬を飼っている人ならハッとする本だと思います。4冊ともしばらく校長室に置いてあります。生徒の皆さんで読みたい人は、テスト後にぜひ校長室へどうぞ。
絵本は大人にも必要です。ブログをお読みくださった皆様が、何か絵本を手に取って、童心に帰ったり、ゆったりした心を取り戻してくださったら嬉しいです。