教育講演会開催しました!

昨日2月2日の13:30より、PTA母親学級主催による教育講演会がおこなわれました。


講師の教育ジャーナリストおおたとしまささんの「21世紀に求められる男女別学教育の力」、たくさんの方にお聞きいただくことができました。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
おおたさんは、男女共学と別学を「クアハウス」と「温泉」にたとえられました。
水着を着て男女一緒に入るクアハウスと、裸になってゆったりする温泉。
どっちが良い/良くないではなく、状況によって選ぶもの、という導入で、すっかり引き込まれました。
男子校と女子校の特徴も、運動会を例にとって分かりやすく説明してくださいました。
運動会では、男子校は縦割り、女子校は横割り、と競い方が違います。
男子校は組織の作り方をここで学び、
女子校は勝ち負けよりも自分たちのチームワークがいかに高められたかに主眼が置かれるという違い。
実は、講演会直前に、「西遠は運動会をどう競わせていますか?」とおおたさんに「取材」されました!
西遠では、体育大会はクラス対抗です。学年対抗ではありませんが、縦割りでもありません。中学で1つ、高校で1つ、優勝カップが用意され、中1も中3も同じ土俵で点数争いをします。
確かに、「自分たちのクラスのチームワーク」が第1であり、みんなで頑張った「一生懸命」が財産になります。

おおたさんは、そこから、男子の組織と女子の組織の違いにも触れられました。
男性は縦の命令で組織が動きます。
女性の組織は共感力がベースであり、フラットな組織運営がなされます。

「ジェンダーバイアス」に縛られにくいのも、男子校や女子校の方だと言われています。
別学校では、自分は男だから、女だからと考えるのではなく、ありのままでいられる。
そして、女子校ではキャリア教育も進んでいる、というお話でした。
おおたさんのお話、実は私は最後まで聞くことができず、15時3分前に中講堂を辞し、静岡のシンポジウムに向かうことになってしまったのですが、なんと、おおたさんご自身もご講演後このシンポジウムに駆けつけてくださいました。感謝感激です!
おおたとしまさ様、昨日は本当にありがとうございました。
私自身、男女別学について、たくさん学ぶことができた、大変有意義な土曜の午後でした。
静岡市でのシンポジウムのことも、改めてご報告します!