今日はお抹茶の日

今日2月6日は、お抹茶の日だそうです。
語呂合わせにしてはお抹茶と26はあんまり関係ないなあと思っていたら、
お茶の産地として知られる愛知県西尾市で、
西尾茶創業120年を記念して、
平成4年に、2月6日を「抹茶の日」としたのだそうです。
「西尾茶創業120年を記念して、平成4年に西尾市茶業振興協議会が制定しました。茶道の道具に、釜を掛けて湯を沸かす風炉というものがあります。現在の作法では夏季の5月から10月まで使用されていますが、元々の茶の湯の作法は風炉から起こったもので、今でも最高の形式でお点前をする場合には風炉が使用されます。このようなことから風炉・ふろ・に語呂をあわせ、2月6日を抹茶の日としました。」

西尾市HPより抜粋させていただきました)


2・6は「ふ・ろ」=風炉という語呂合わせだったんですね。
ふむふむ。
皆さんはお抹茶はお好きですか?
つい先日も、西遠では「茶道入門」の授業がありました。
高校1年生がお抹茶をいただきました。

私は幼い頃からお抹茶が好きで、今は亡き祖母にくっついてお茶席に行ってはお抹茶をいただいたものでした。
苦いから苦手という人が多いようですが、あの渋みや苦みに全く抵抗を感じなかった子供だったのです。
お茶を点ててくださった方が、ちゃんと子供用に考えて薄く飲みやすくしてくださっていたのではないかしら、と今更ながら茶の湯の思いやりの精神に感謝しております。
大学の間、下宿のおばさんに富士吉田市にあるお茶の先生をご紹介いただいて、地元のおばさま・おばあさま方と一緒に裏千家の茶道を習うという渋い大学生でありました。
凛としたおばあちゃま先生でした。
新年には、先生のお手製のお料理もいただいて(特にすまし汁は絶品でした!)、風流な初釜を楽しませていただいたことなど、今も思い出します。
都留から富士吉田に向かう富士急行の電車からは、雪をかぶった富士山が見えて、お茶に通う楽しみの中に「富士山を見る」という項目もちゃっかり入っていました。
大学生だけど、大学生活とは違う習慣(時間としても、空間としても)を一つ持っていたことは、私にとって幸せなことだったと思います。
卒業後、お茶の先生とは年賀状の交換をしておりましたが、再びお会いすることも叶わず、数年後に先生の訃報が届きました。
一期一会。
先生のご指導のもと、厳かな気持ちで茶器と向かい合った日々は、4年間の中で数十日にすぎませんが、得難い宝物のような時間でした。

お抹茶は、現在輸出も盛んで、お抹茶を利用したスイーツがいろいろな国で人気になっていると言います。
甘いのは邪道、という方もいらっしゃると思いますが、
私はお抹茶の色と風合いが大好きなので、
「抹茶味」のスイーツは大好きです。
11月のオーストラリア研修で、リンツの抹茶味のチョコを見つけた時には小躍りしました(笑)。

抹茶の色は、本当に上品な緑色だと思います。
但し、洋菓子の場合、色に騙されて、口に入れたらピスタチオだった、という経験は数知れず…。
(特にマカロン)
やはり、この色はお抹茶味でなくては、と思いますが、皆様いかがでしょう。
も一つ思い出しました。
息子が高校時代、2週間のイギリス語学研修に参加した時、「ウス茶糖」を持っていったら、多国籍のホームステイ仲間から「変な色の変な飲み物」と言われたそうで、ふざけながらみんな面白がって飲んでくれたそうです。
あれはロンドンでテロが起こった年ですから、2005年。
あのころは、海外での「抹茶」ブームの到来など想像もしませんでしたっけ。
あれから、14年。
息子の出会った若者たちは、今、世界のどこかでお抹茶の色と味を楽しんでいるのでしょうか。
では、お抹茶の日にちなみ、最後に、撮り貯めた写真の中から、抹茶デザートの写真をどうぞ。


「抹茶攻め」失礼いたしました!