夏休み最終盤の2日間は、教員研修日となっています。
今日の午後は、「NPO法人 積志かがやきカフェ」代表の河合洋子先生を講師にお迎えして、「防災研修」を行いました。
「積志かがやきカフェ」は、2015年に設立されたNPOで、東日本大震災で被災した大船渡市を中心に東北支援を行うとともに、地域における防災・防犯対策及び環境保全、地域安全等に関する事業を実施し、地域の拠点として受援力を高め、安心・安全な生活、災害に強く住む人に優しいまちづくりの推進に寄与することを目的としています。(参照 内閣府NPOホームページ)
代表の河合洋子先生は、積志小学校の校長をお務めだった2011年に東日本大震災を経験し、大船渡市の支援に尽力されました。今日の防災研修でも、最初に東日本大震災のお話をしてくださいました。大川小学校の悲劇は、教員という仕事に就いている者には、本当に考えさせられるものです。「自分事」として考えることの大切さを痛感しました。
パワーポイントを使っての防災講義に加え、新聞紙で防災用のスリッパを作る体験や、災害時のトイレ処理についての凝固実験、そして、「かがやきカフェ」の皆様で開発された「防災すごろくKIZUNA」の体験を行いました。
すごろくは浜松の災害や防災についても学ぶことができ、大変勉強になりました。先生方、どのグループも夢中になっていました。また、新聞紙スリッパを難儀しながら作り、先生方それぞれに掃いてみました。凝固実験はとても面白かったです。災害時のトイレ事情は切実です。すぐに準備したいと思いました。
楽しい実習を交えながら、防災について「自分事」として考える必要性を随所に取り入れてくださった2時間の研修でした。
学園に防災すごろくをプレゼントしてくださいましたので、ぜひ、生徒の防災教育にも役立てていきたいと思います。
9月1日、西遠では第2回防災訓練を予定しています。この日一日しか防災を考えない、ということではなく、しっかりと自分に何ができるかを常に考えていきたいと思います。特に、地域の皆さんとの連携のために「挨拶」「いたわり」「受けとめ」「笑顔」「思いやり」のあいうえおを、皆忘れないようにします。
河合様、三輪様、かがやきカフェの皆様、本日は本当にありがとうございました。