全校生徒が100周年記念グラウンドに集まって行う、毎週水曜の「全校朝礼」ですが、今週は会場を岡本記念講堂に移して行いました。
夏休み明け最初の全校朝礼では、まず夏休み中に行われた様々な部活や個人の「大会報告」がありました。
静岡県大会第3位を収め東海大会にも出場した中学バレーボール部は、2名の優秀選手も選出されました。ギター・マンドリン部とダンス部も、それぞれ全国大会の賞状を持ち帰り、弓道部は中学生の県大会で鈴木さんが2位を獲得しました。百人一首部もかるたの聖地で行われた大会で3名が賞状を持ち帰りました。作文コンクールはこれからが締切というコンクールも多々ありますが、まず「水の作文」コンクールで中根さんが私学協会長賞を受賞、「書く力」の先陣を切りました。そして、「私の主張2022」静岡県大会で優良賞を受賞した芝田さんには、大会報告の後、実際の弁論を全校生徒に披露してもらいました。
演台の上には、他の部活のトロフィーや盾もありますが、彼女の左手の前に置かれているのが、「私の主張2022」の優良賞の盾です。「一つまみのスパイスの価値」と題した内容で、堂々と5分半の弁論を行った芝田さんには、全校生徒から大きな拍手が送られました。誰かを輝かせる役目、フォロワーシップの役割に気づかされた生徒も多かったのではないでしょうか。また、弁論という表現方法を知って、「私もいつかこの大会に出たい」と思った生徒がいたなら嬉しく思います。
夏休み明けの全校でのこのひとときもまた、生徒一人一人にとってきっと大きな意味のある時間になったことでしょう。
【思い出箱】
私も昔々(中学1年の時)、講堂で、浜松市の「中学生弁論大会」に出場して市長賞をとった先輩の弁論を聞いて、感動したのを覚えています。その時、漠然と「私も弁論大会に出たいなあ」と思ったものでした。だからといって、そのために何か動いたのかというとそうではなく、たまたま中学3年の時に溝口先生に声をかけていただき、私もまた憧れの弁論大会に出場することができました。学年の先生方が私を推薦してくれたのかな? 詳細は分かりませんが、このラッキーな体験があるからこそ、私は生徒一人一人が持っている夢や力・可能性に気づくことが教員にはとても大事なんだと思っています。そのためには、いろいろなことに先生自身が興味を持ち、視野を広げていなくてはなりません。そして、先生同士が連携していくことも大変重要だと思っています。生徒一人一人が輝くために、私たち教員のすべきことを、常に考えていきたいと思います。