昨日、西遠を訪問してくださったのは、卒業生の西村美穂さん(第51回卒)です。
西村さんはポーランドの首都ワルシャワにある「ポーランド国立ショパン音楽大学 」に勤務するピアニストです。3年ぶりに帰国して浜松に滞在中の西村さんが、母校を訪ねてくださいました。早速、アンサンブル室にて、友情編集委員がインタビューしました。
編集委員たちが緊張しながらも先輩に質問したのは、西遠時代の思い出、進路選択、ピアノに対する思い、音楽の魅力、ポーランドの分野や風土などなど。母校での6年間で「毎月1冊本を読みなさい」と言われ、学生時代に出会った本が今の自分を助けてくれると語ってくださった美穂さん。「名作を読むこと」の大切さを説いてくれました。
西村美穂さんは、ワルシャワでの生活の中で、コロナウイルスの感染拡大という事態に続いて、ウクライナへのロシアの軍事侵攻という事態に遭遇しました。今、彼女はウクライナから逃れてきた人々の受け入れ支援も行っています。その様子が先月Yahoo!Japanで取り上げられました。ぜひ、皆さん、ショパンの国に押し寄せるウクライナ難民 日本人ピアニストが語るショパンの「戦争への怒り」の記事をお読みください。映像もあります。日本から遠く離れたワルシャワで、こうして自分自身の未来を拓きながら、ウクライナの人々にも寄り添う活動をされている西村美穂さん。こうした先輩がいらっしゃることに、友情編集委員たちも大いに刺激を受けました。
懐かしの母校で、音楽部活の練習も見学された美穂さん。後輩たちの演奏に感激されながら、写真や動画を熱心に撮っていらっしゃいました。
ぜひ、今度は美穂さんの「母校での演奏会・講演会」を実現させたいと思います。美穂さんのこれからますますのご活躍をお祈りしつつ、母校での再会の機会が早く訪れることを願っております。