未来を拓く生徒たち

今日は、中高生徒総会や文化芸術発表会など、活躍する生徒たちが講堂のステージに集まりました。
生徒たちによる、生徒たちのための行事。
私は、客席の一番後ろで生徒総会と文化芸術発表会を見つめました。
中高それぞれの生徒総会では、1年間の活動を振り返り、会員の協力に対する感謝の言葉が執行部からありました。
また、この約1年をかけて行われた自主規制の改正案が、中高共に可決され、来年度新しい自主規制での学園生活のスタートが切られることになりました。
平成30年度の中学と高校をリードしてきた生徒会執行部の仕事も、これで終わりです。
達成感にあふれる執行部、お疲れ様でした。
中学 新旧執行部のたすきの受け渡し

高校 今年度執行部、最後の挨拶

そしてたすきの受け渡し。

高校の新執行の一部はカナダ研修の最中ですが、帰国したらすぐに新生徒会活動のために執行全員団結して頑張ることでしょう。
休憩を経て、文化芸術発表会が始まりました。
1年生から順に感想文の発表やイングリッシュサマーキャンプなど学校行事の報告などが行われます。
ひたむきな中学1年生、英語も使って元気に発表する2年生、流暢な英語を駆使してよどみなくプレゼンをする中学3年生…。
学年が上がっていく毎に、「すごいなあ」と思わされる、堂々たる発表ぶりです。

これは、2年生が夏休みの「職場体験」をもとに作りあげて学園祭で発表した≪ポスターセッション≫の再現です。

中学3年生はオーストラリア研修を様々な角度から振り返ってくれました。
みんな英語が上手で、感動しました。
見ていて、生徒だけに見せるのは本当にもったいない、この生徒たちの活躍をぜひ保護者の皆様や近隣の皆様にご覧いただきたいと強く思いました。
来年からは、ぜひ公開を実現させたいと思います!
高校生の発表も魅力あふれるものでした。
まず、高校1年生を代表してプレゼンに挑んだのは、留学生のカロリーネとそのバディです。

カロリーネの母国デンマークと日本との違いを親しみやすく教えてくれました。
スピーチは一生懸命の日本語で行われましたが、最後に、デンマーク語と英語とロシア語も披露してくれたカロリーネと、それを訳すバディの息ピッタリの発表に拍手が起こりました。
高校2年生は、夏休みにモンゴルに県の代表として研修に行った吉田さんの発表から始まりました。
吉田さんは、イブアイしずおかでも紹介されましたね。

そして、九州研修旅行での発表では、長崎の平和祈念公園で実際に全員で行なった群読「生きる」が再現されました。
そこまでステージ上ではコミカルな進行で寸劇仕立てで行われていた5年生の発表でしたが、代表生が「5年生、起立」というと、最前列に座っていた高校2年生全員が一斉に立ち上がって後ろを向きました。
会場の私たちに向けて、「生きる」(谷川俊太郎)の群読を披露してくれたのです。

さすが最上級生になった彼女たち、風格がありました。
長崎の平和祈念像の前で声を合わせて群読したその詩が、今度は下級生へのエールとなって講堂に響きました。
下級生たちは、きっとその心意気を受け取ったことでしょう。
さて、最後に登場したのは、琴部の9名です。

県大会で披露した曲を、文化芸術発表会のトリとして、演奏してくれました。


気迫のこもる演奏でした。
高校2年生9名のラストステージです。
心が一つになって、クライマックスの迫力はすごかったです。
ひときわ大きな拍手が贈られました。
生徒会も、部活動も、そして学校の行事や個人の体験も、こうして全校生徒の前で発表する姿を見ていると、物おぢすることもなく、笑顔で堂々としています。
プレゼンテーションでは、時にユーモアを交えて会場の皆に伝えようとしていて、
自身の体験を的確にアウトプットできるその能力・その姿に感動するばかりでした。
西遠の生徒たちはすごい、と心から思いました。
(だから、もう一回書きますが、来年度からは、ぜひとも公開できるスタイルにしたいと思います!)
明日は、終業式、そして中学3年生の修了式です。
平成30年度の学園も、明日が最後の一日です。
今日、生徒たちからもらった感動を、どんな言葉や形にして、全校の皆さんに伝えましょうか。
大きな宿題を抱えた今夜のオオバです。