町づくりと桜

我が町「中野町」には、ささやかな桜の名所があります。

「なかのまち夢いっぱい広場」と名付けられた旧国道の10本の桜。
後ろの高架道路は、新天竜川橋から続く国道です。
この道路がつくられるという頃、私は「中野町を考える会」に入りました。
道路が広くなり、高架化され、立ち退きの影響などで中野町の住民は急減し、校区は南北に分断される…。
さらに、地元のスーパーマーケットが閉店し、お年寄りの通える店がなくなる・・・。
そんな危機感から、中野町をもっと元気にしなければ!という思いを込めて結成されたのが「中野町を考える会」でした。
男だけの会に誘われて途中から参加したのですが、それまで町を愛しながらも具体的に何も貢献していなかった私は、この会で初めて中野町の歴史や文化に触れ、町民の方々の知り合いも増えました。
会では、国土交通省との交渉を重ね、この桜10本の通りが出来上がりました。
昨日、この桜の前を通ったら、看板が新しくなっていました。
そして、「中野町を考える会」のブログを見ると…
そう、6日に念願のお花見会が催されていたのでした。
この頃、オオバは幽霊会員で、全くこの会に参加できておりません。
花火の時期のブログ更新のみがオオバのささやかな参加作業です。
そうか、あの桜を植えたのは、平成21年だったっけ。
・・・
ブログを読んだら、考える会の今までのことをいろいろ思い出して、感慨無量でした。
  →こちらからぜひお読みください。町づくりの過程もお分かりいただけるかと思います。
お花見ができるようになったなんて、私も本当に嬉しいです。
だってはじめは、育たない若木もあって、ヤキモキするばかりでしたから。
草取りに参加したこともありましたが、平日の作業にはなかなか参加できず、桜を見守るぐらいしかできませんでした。
平成22(2010)年の桜、こんなにほそっぴだったんですよ。

それが今や…

(中野町を考える会のブログより)
この道を通る皆様が、この桜のエピソードや、中野町を考える会のことを想ってくだされば幸いです。
追伸:考える会の皆様、いつも参加できなくてごめんなさい!!