本日14時から、本校中講堂で、母親学級12月講座「理事長校長講演会」が行われました。母親学級生に加えて、学級生以外のお母様方にもご参加いただき、講演会を無事終えることができました。ご参加の皆様、ありがとうございました。アンケート、楽しみに読ませていただきます。
「揺らぐ社会と教育の多様化 ~西遠の生徒をどう育てるのか~」と題して60分でお送りした講演会。実は、理事長も私も例年のように90分いただいているとばかり思いこんでおりましたので、開始30分前に今日は14時から15時の60分間だと知らされ、大慌て! といってスライドを削除するのは忍びないということで、超特急でお話させていただきました。ごめんなさい!
理事長パートは、VUCA(ブーカ)の時代といわれる現代で、教育はどうあるべきかというお話です。VUCAとは、昨年度の講演会でも紹介した言葉で、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の頭文字からなる言葉です。「予測困難で不確実, 複雑で曖昧」な時代に、子どもたちはどんな力を付けていけばいいのでしょうか。個人と社会のウェルビーイング(幸福)を追求するために必要な力とは? コンフォート・ゾーン/ラーニング・ゾーン/パニック・ゾーンとは? 西遠の教育が目指しているものを、俯瞰的に説明しました。
続く校長パートは、実際に西遠の様々な行事や教育プログラムで、生徒が獲得しているものについてお話しました。前半は、実施したばかりの「オーストラリア研修旅行」のアンケート分析、後半は「学園祭」という課題探究学習の実践の分析です。写真での振り返りと共に、生徒のアンケート結果を図示、コメントを取り上げたりテキストマイニングの結果をお見せしたりする中で、生徒の具体的な成長をお伝えできたのではないかと思います。
最後に、「生徒と地域とのつながり」として、一人の卒業生の紹介をしながら、西遠が目指している生徒像をご説明しました。
メモを取りながら熱心にお聴きくださった皆様、本当にありがとうございました。西遠はお子さんが成長できる環境を常に整備してまいります。お子さんがコンフォート・ゾーンを一歩出てチャレンジしていけるよう、ご家庭でも背中を押していただけたら幸いです。