2年生、夢を拓くために

中学2年生は、1月7日(土)に「夢を開くキャリア講座」に臨みました。この講座は、国際ソロプチミスト浜松様のご協力を得て、毎年行っている中学2年生のキャリアプログラムです。

今年、中学2年生の教室にお越しくださったのは、「ぺんぎん村水泳教室」「メディカルフィットネスクラブLEN」代表の伊藤裕子様。

皆さんは「ぺんぎん村水泳教室」 をご存じですか? 浜松市西区入野町に30年前に開設されたこの水泳教室は、障がい者・障がい児の方々のスイミングスクールです。ここに通った生徒の中からは、パラリンピックのメダリストも生まれました。昨年秋には、伊藤さんの活動がNHKの番組でも紹介され、話題になりました。地元浜松に、こんなに活躍されている女性がいらっしゃるのです。

これは、伊藤さんと後出しじゃんけんゲームをしているところです。後ろの先生方やソロプチミストの皆さんもじゃんけんに参加! 楽しいゲームの中にも学びがありました。マネすること、考えること、日ごろやり慣れないことに挑むこと……いろいろ学んだ生徒たちでした。

伊藤さんは、ある脳性まひの子どもがスイミングスクールへの入会を断られたことをきっかけに、この施設をつくることを考え、実行しました。その決断力や実行力の源泉となるものは、人の可能性を信じる伊藤さんの熱い心ではないかと思います。中学2年生は、伊藤さんの生き方を聞きながら、自分の可能性や、人と違うことをするのも大事だということも、深く考えることができたのではないでしょうか。

自分の未来に夢を抱いて、何かに果敢に挑戦していく姿勢を、西遠生には貫いてほしいと思います。この日の伊藤裕子様のお話は、生徒たちの背中を大いに押してくださいました。可能性を小さくするのではなく、大きく大きく自分の可能性を広げていくこと。また、人と同じでなくちゃいけない理由などなく、自分にしかできないことを追求する姿勢の大切さも、教えていただきました。生徒だけでなく、大人の我々も自らの考え方や生き方について考えさせられました。

伊藤様、ソロプチミストの皆様、大変貴重な授業を有難うございました。これから伸びゆく西遠生たちを、ぜひ見守っていただきたく存じます。