昨日は、校区PTAの帰りに、ふと思い立って、
「磐田市香りの博物館」を1カ月ぶりに訪ねました。
香りの博物館、今年の夏休みの企画は・・・
素敵な絵本を世に出している「こぐま社」の絵本とその香りを紹介する「こぐま社の世界展」です。
小さな子どもたちの輝く瞳と笑顔が印象的な企画展でした。
いいえ、小さな子だけではなく、
大人にも、郷愁や憧れの世界ですよね。
少なくとも私は、うきうきする心を抑え切れませんでした!
だって、展示室の前には…
「11ぴきのねこ」がお出迎えです!
二ひきのアーチの下で、子どもたちが次々ポーズをとって、お父さんやお母さんのカメラに収まっていました。
展示室の前には、こぐま社の絵本が置かれています。
11ぴきのねこ、わたしのワンピース、しろくまちゃんのほっとけーき!
幼少期の大事な思い出が詰まった絵本だ、という人もたくさんいるでしょう。
「わたしのワンピース」は、私にとって、子育て中の思い出をよみがえらせる本です。
娘が保育園時代に移動図書館で借りてきて、
「わたしこの本が好き」と言って私に見せてくれたことを思い出します。
なんて素敵な本!
子どもに教えてもらった、宝石箱みたいな絵本でした。
「11ぴきのねこ」は、中学1年生の時に演劇教室で観た、忘れられない舞台の原作です!
熊倉一雄さん率いるテアトルエコーの役者さんたちの活気あふれる舞台を、はまホールで観ました。
♪11ぴきのねこ、11ぴきのねこ、11ぴきのねこが旅に出た!♪
と今も口ずさめるほど、心ときめかせて観た舞台でした。
原作のシリーズをじっくり味わったのは、子どもが生まれてからでした。
なかなか毒気のある絵本だ!とびっくりしながら、ねこたちの悪だくみとそのズッコケぶりを親子で楽しんだものです。
子どもたちには、完全無欠のヒーローや模範生だけでなく、こうしたちょいワルのねこたちも必要なんですね。
しろくまちゃんのファンも多いことでしょう。
こんな展示もあるんですよ。
ホットケーキも美味しそうに再現されています。
こうしたフォトスポットは、子どもたちに大人気です!
絵本の原画を中心にした展示ですが、絵本に登場する様々な香りをかぐことができるのも、香りの博物館ならではです。
卵焼きのにおいやコロッケのにおい、お味噌汁のにおいや春のにおいまで、大人にも楽しい展示でした。
こうした香りの展示の脇には、「高砂香料」という紹介プレートが。
磐田市にある高砂香料工業株式会社磐田工場は、今年の中学2年生の職場体験でもお世話になります。
香りの博物館を支え、日本の香りを世界に運ぶ企業です。
さて、西遠の「記録ノート」には、「文化芸術鑑賞記録」を書く欄があります。
これは、演奏会を聴いたり、美術館や博物館などを訪ねたりして、その感想を書く欄です。
美術館とかそういうのは苦手…としり込みする中高生も、この展示なら子どもに戻って楽しめること請け合いです。
夏休みのお出かけにいかがでしょうか。
かわいい絵本たちに囲まれ、幸せなひとときを過ごした夏休み最初の日曜日でした。