今知ってほしい、生徒たちの成長 その2

2月24日に行われた「第3回西遠国際カンファレンス」。HR展や訪豪研修をはじめとした、西遠の国際交流や国際理解プログラムの実践を、代表者のプレゼンテーションによって振り返りました。そして、これから世界で生きていくにはどんな力が必要かを会場の生徒が「メンチメーター」を使って意見表明し、スクリーンに映し出されたたくさんの意見について、パネリストたちが発言しました。

令和3年度から始まったこのカンファレンスを通じ、今回も何かを発見し、刺激をもらって視野を広げた生徒たちがたくさんいました。今回のカンファレンスを終えた生徒たちの感想を今日は紹介します。

心に残ったプレゼンは?

  • 先輩が行ったホームステイ先の出来事が興味深かったです。 (中学1年)
  • こういうことに気をつけてHR展をやっていたんだと改めて知ることができ、イングリッシュサマーキャンプのようにこういう行事もあるんだと新しく知ることができた。また、先輩が英語で発表をしていたり、体験のついて即興で意見を述べている姿を見てすごいなと思った。 (中学1年)
  • オーストラリア研修旅行のお話では、特にイングリッシュサマーキャンプを通して共感した部分がたくさんあり、来年への心構えができました。 (中学2年)
  • イングリッシュサマーキャンプで得たことを再確認でき、自分の目標がより明確になってよかったです。また、来年のオーストラリアにとても不安を持っていましたが、たくさんの先輩方のお話を聞くことができ、積極的に話したりしてみよう!と思いました。でも話すには英語が絶対必要なので、英語の勉強や、英検準2級を取ることを熱心にやっていきたいです。最後にお話してくださった高3の先輩は私の姉妹グループのリーダーです。私はまだ定まっていませんが、将来やりたいことをいくつか考えています。先輩が言っていたように、様々なことにトライをしていきたいです。(中学2年)
  • 自分の考えと発表者の考えは同じであること。みんな同じ問題を抱え、改善して行こうと考えていると改めて感じた。(中学3年)
  • 私は、以前から留学についてとても興味があったので 今回の交流を通してさらに国際交流への興味を深めることができました。 今までは留学でしか国際交流はできないと感じていたのですが HR展やLetterExchangeなど身近な場面でも世界と交流していくことは可能であると改めて感じることができました。これからはもっと視野を広げていろんなことに挑戦してみることも大切であると実感しました。 また、先の見えない進路に不安を抱き悩んでいましたが6年生のこれまでの学びの軌跡を実際に聞いて具体性を見出すことができて安堵しました。 まだ先は見えませんが今回の発表を参考に様々な先輩や先生から聞いたり実践してこれからの勉学に励んでいきたいと思います。 (中学3年)
  • 同じ学園祭やオーストラリア研修を経験していても一人ひとり感じたことや得られたことは異なっていたのだと感じました。最後の意見交換ではやはり対面だとコミュニケーションが取りやすくなったり、その場での臨機応変な対応が求められたりと、私が学園祭準備やオーストラリア研修で感じたことと似ていました。(高校1年)
  • 皆さん自分が頑張ったことだけでなく、反省や次回の目標を言っていて自分のなかに学びをうまく落としこめているなと感じた。(高校1年)

ステージでのプレゼンに挑戦!

  • 今回私は初めて全校の前で発表しました。緊張したけど、自分の思いをしっかりと発表できたので良かったです。もっと国際について学びたいと思いました。(中学3年)
  • 発表が緊張した。色々な学年の発表を聞いて、来年英語をどう勉強していくか、学園祭のテーマは何にしようかなど考えることができた。(高校1年)
  • サマーキャンプやレターエクスチェンジの話を聞いて今までの活動についてもう一度振り返ることができた。また、オーストラリアの発表はとても緊張したが、なんとか最後まで言えてホッとした。(高校1年)

カンファレンスを通じて、未来について考えたこと

  • トビタテ留学ジャパンで海外に留学してみたい。(中学1年)
  • 今日の発表を聞いて、西遠は外国人の方などと交流する機会がたくさんあるのだと改めて感じました。これらの交流する機会を生かして、たくさんの人と会話をして、コミュニケーション能力を高め、世界のことについていろいろ知りたいと思いました。(中学1年)
  • 来年、オーストラリア研修旅行やホームルーム展があります。そこで、先輩方の活動をたくさん聞いて来年に活かしたいと思いました。オーストラリア研修旅行のお話では特にイングリッシュサマーキャンプを通して共感した部分がたくさんあり、来年への心構えができました。(中学2年)
  • (これからやりたい国際交流として)学校の行事や、プロジェクトを一緒に行いたいです。お互いを知るだけでなく、ともに一つのものを行うことで、コミュニケーション力だけでなく、心構え、ワクワク感など、私達に生きるものが多くあると思います。(中学3年)
  • ジャロさんが言っていたようにみな今度とかまたの機会があればとばかり言っていたけれど意識を向ければ今からだって変えられるし身近な英会話の時間などで先生と話すとかそういうことをすればいいと思った。 (中学3年)
  • 今年、様々な経験をする上で色々な学んだことを活かし、自分の国際理解・コミュニケーション能力を高めていくために、様々なことに積極的に挑戦し、自分の成長の場を増やしていきたいと思いました。また、国際理解を深め、自分の可能性を広げるためには、学校行事等の機会を待っているのではなく、今日からも自分のできることを見つけてチャレンジしていくことが必要だと感じました。(高校1年)
  • オーストラリア研修を通して、もっといろんな国に行って、様々な視点からその国のことについて知りたいと思いました。(高校2年)
  • 私は国際系の学問が学べる学部に進学し、様々な国の方と関わることができる職に就きたいと思っているので語学力を上げ、世界で適応できる力をつけたいです。(高校2年)

高校2年生から後輩にアドバイス!

  • クラスの人全員がホームルーム展全体を理解して、研究や考えを深めていってほしいと思います。
  • (HR展についての助言として)積極的に関わること。責任者に任せないこと。
  • アンケートなどの調査を日本だけでなく、海外の方にもとるなど広い範囲で取り組んでほしいです。
  • ただ対象を調べるだけでなく、実際に取材を重ねたり「研究」として掘り下げていくことでホームルーム展でが調べたテーマがより自分にとって身近になると思います。クラス全員で協力して頑張ってください。
  • 今年のHR展は巨大制作物を初めて本格的に作り、すごく青春を感じました。私は対面でのHR展は1度しか経験することができなかったので、今年HR展を作る子たちは精一杯楽しんでもらいたいなと思っています。今年の反省点はあまり計画を立てずに進めてしまい、1週間前まで巨大制作物の全貌が見えなくて後半大詰めになり苦労したので計画は最初のうちからしっかり立てていくことが大切だと思いました。
  • 後輩がさらに世界とのつながりを持ち、発展していったらいいなと思いました。西遠の生徒が海外の人と多くコミュニケーションをとり、HR展で調査することについて治験を深めていってくれればいいなと思います。
  • 自分たちの足で取材に行く ・自分の得意なことを活かす ・自分の言葉で相手に伝える

国際カンファレンスは、西遠6年間の学びについて、メタ認知を行ういい機会でした。自分の中高時代を俯瞰し、目標や現在位置を確かめ、課題を確認して進むことができます。ここに挙げた感想はほんの一部ですが、前向きに考え、行動を始めている生徒たちがたくさんいます。この主体的な学びが、来年度もっともっと進化することを願います。