パフォーマンス大会の開催が迫ってきました。今日も、練習時間いっぱいに最後の仕上げに励んだ生徒たちが多かったことでしょう。練習の様子は、公式ブログをお読みください。
今、5月20日に行われた高校講堂朝会の集会記録を読ませてもらっています。集会記録の中に、「今年はパフォーマンスの練習時間が少ない」という呟きがありました。
現時点で昨年度と今年度の練習時間を数値で比較してはいませんが、「練習時間が足りないから、じゃあここは多く取ってあげよう」というのは、果たして良い対策なのかと考えてしまいます。練習時間というのは、多ければいいというものではありません。いくらあっても足りないでしょう。有効な対策は、練習時間の総時間を知り、前もって計画を練り、計画性をもって練習を行うことではないでしょうか。限られた時間だからこそ、行事だって大会だって意味があるのだと思います。
「テスト前に自主時間をください」と言われて、自習にしてくれる先生が果たして「良い先生」なのか?という問いと同じ論理だと思ってください。なんでも与えていくことは最良ではないのです。甘やかされて育ってしまったら、解決させる力を育てられません。
「時間がない」「足りないから時間をください」ではなく、限られた中でどうすれば問題が解決するのかを考え動いて工夫する力を、このパフォーマンス大会を通じて培っていってほしいと思います。