生活会館の朝

今、中学2年生の後期入寮が行われています。
一泊した朝、生活会館講堂で行われるのは「退寮式」です。
今回の入寮を、クラスの2名が感想発表で振り返り、次いで指導生が感想を述べます。
さらに、入寮のリーダーが全体に挨拶をし、校長の話となります。
今日は、2年藤組の退寮式にお邪魔し、今回の入寮で生徒たちがどんなことを感じたのか、興味深く感想発表を聞きました。
「洋食のテーブルマナーでは知らないことがたくさんあった」
「和室の作法に緊張した」
「作法やマナーは、これからの生活に生かしたい」
「緊張感を持っていたが、合間に私語が目立ったのが残念」
…様々な発見や課題がありました。
指摘する上級生、受け止める下級生、指示を出すリーダー、理解し動く級友…。
皆真剣に聞いていました。
リーダーも、堂々と全員に今回の入寮の総括を述べました。

中2は、来年度は早くも「指導生」となる学年です。
毅然として動くことのできる上級生へと成長していきましょう。

入寮の最後を飾る退寮式は、決して派手な式ではありません。
しかし、生徒たちには、1泊の生活会館での時間を振り返る、大変貴重なひとときです。
静謐(せいひつ)な空間で真摯(しんし)に自分と向き合うとき、おのずと自身の課題に気づくことができるでしょう。
心と行いの道場「生活会館」で、作法の心を学び、人間生活の基本を学んでいくことこそ、西遠女子学園オリジナルの伝統の教育です。