浜松市戦災死者慰霊祭に参列しました

6月18日は、78年前「浜松大空襲」があった日です。毎年、この大空襲のあった日に、浜松市戦災遺族会主催「浜松市戦災死者慰霊祭」が行われています。西遠は、今年、この慰霊祭において、司会進行の役目を務めさせていただきました。

司会を務めたのは、高校2年生の谷山さんと長島さん。本人たちは緊張していたと言っていましたが、聞きやすい司会で、慰霊祭をつつがなく進行することができました。

今年の式典では、「次の世代に紡ぐ」コーナーで、浜松修学舎高校の代表生が「平和の誓い」を読み上げました。また、ウクライナから避難し、日本語の勉強に励んでいるヴィーラさんが「平和への想い」を述べました。

ヴィーラさんはかねてから日本語を学びたいという思いを持ち、いつか日本に行きたいと願っていましたが、その願いがロシアの軍事侵攻で叶ったことへの複雑な思いや、平和を願う気持ち、そして78年前の日本の戦災死者を悼む思いなどを、きれいな日本語でお話してくださいました。弓道をたしなみ、将来は弓道の指導者になりたいと語るヴィーラさん、ぜひ西遠にもいらしていただき、西遠の弓道場で交流が図れたら素晴らしいですね。

また修学舎高校さんでも4月に慰霊式を行っていると伺いました。市内で動員学徒の慰霊式を行っている2校として、交流を深めていけたら、と思います。

今日の慰霊式の模様が、先ほど静岡県内のNHKニュースでも流れ、97歳の木津様のインタビューも放送されました。木津様は、以前から西遠の平和教育にご理解をくださり、何度もお手紙をくださっている方です。平和を願って今も精いっぱい活動していらっしゃる木津様のご参列、そして若い世代の参列と、この慰霊祭が幅広い年代の努力によって支えられていることを改めて感じました。

司会進行の重責を果たした二人の生徒は、たくさんの方の平和への思いを受け止めることができたのではないかと思います。二人を支えてくださいました慰霊祭の関係者の皆様に心より感謝申し上げます。貴重な機会をいただきまして、誠にありがとうございました。

木津様より20日のNHK「たっぷり静岡」にてご自身のニュ-スが流れるとの情報をいただきました。ぜひ皆様もご覧くださいませ。

西遠からのお知らせ
明日6月19日(月)は、代休日となっております。
学校は閉まっておりますので、ご了解ください。