静岡へ

今日は、娘と静岡市立美術館に行ってまいりました。
「山本二三展」を見に。

前日行った息子夫婦から「めちゃくちゃ混んでた」との情報はもらっていたのですが、果たして、美術館のフロアには、当日券を買い求める長い列が。
こういうとき、大庭家の人間はちゃっかり分業します。私がチケットの列に、娘は売店へ。
チケット購入まで10分も並んだでしょうか、娘に買ってきてもらった絵はがきを山分けして、無事チケットも購入して、ようやく入館。
やはり、「天空の城ラピュタ」の世界が一番良かったですが、彼が背景画を書いていたとは知らなかった作品にもたくさん出会えて、そのアニメーションをいろいろ思い出しては「そうそう、これこれ」なんて言いながら、回りました。
ふだん、アニメ作品を見ても、その美しさに誘われるだけで、細部までゆっくり堪能することはできません。
それでも、背景画はそのアニメ世界完成のために不可欠であり、その素晴らしい背景があるからこそ私たちはアニメーションの世界にぐいぐいと入り込んで行けるんだということを、改めて感じた展示でした。
ラピュタで描かれた独特の雲の描写。
「二三雲」と呼ばれているんだそうです。
宮崎駿さんと山本二三さんが出会い、「未来少年コナン」が生まれ、「天空の城ラピュタ」で二三雲が生まれ、そうして日本の美しく重厚なアニメーションが世界へと羽ばたいていったのですね。
混雑してはいましたが、日本のアニメーションの底力を見たような気がして、とても嬉しかったです。
3連休を我が家で過ごした娘は、静岡駅からそのまま東京行きのこだまに乗り、私は下りのプラットホームから娘を見送りました。
さあ、明日から学校です?
・・・、はっ、「友情」の巻頭言がまだだった~!