9／23「いつだって青空」浜松公演

9月23日（土・祝）に、わらび座のミュージカル「いつだって青空　ブルマー先生の夢」の浜松公演が行われます。昨年7月に西遠の講堂で上演されたミュージカルです。

主人公は、「日本女子体育の母」と言われた井口阿くり（いのくちあくり）という実在の人物です。西遠の生徒たちは、昨年7月、このミュージカルを見て、「女子のスポーツの始まりがわかった！」「明治時代にこの女性がいたからこそ今の女子の体育があるんだ！」とたくさんの発見をしました。そして、阿くり先生のはつらつとした姿、へこたれない姿勢に、大いに触発されたのでした。私自身も、このミュージカルを西遠で上演できたことに本当に感謝しています。以前、岩波ジュニア新書「祖母・母・娘の時代」を読んだ時に、女性史をたどりながら、「こうした先駆者がいたからこそ、今の私たちの自由や権利があるのだ」という大きな感動に包まれたことを覚えています。このミュージカルを見た時、同じ感動を覚えました。主人公の道は決して平坦ではありません。しかし、周囲の無理解、新たなことを始めようとする人への攻撃などに遭いながらも、女子の体育を広めていく使命に満ちた彼女は、決してあきらめることなく、不撓不屈の精神で、しかも明るく爽やかに、その道を邁進したのです。そして、阿くり先生の情熱にひかれ、後に続く女性たちも確実に育っていきました。