すっかり暗くなった西の空に三日月が見えました。今日は、本日18日の三日月、昨日17日の二日目の月、そして、秋休み中に見つけた明け方の細い月の話をしましょう。
10月18日 三日月の話
説明会のリハーサルを終えてすぐの時間、本館の職員玄関の向こうに、お月様が見えました。
このお月様とアクトタワーの位置をよく記憶しておいてくださいね。
ズームインすると、お月様のまあるい形がよく分かりますね。活動を終えた自然科学部の皆と、空を見上げて、しばらくお月さま談義をしました。
それから、30分後、再び玄関に出た私は、月の位置の移動にびっくりしました。お月様がアクトタワーに今にもぶつかりそうな感覚を覚えたのです。
アクトタワーとお月様の急接近、帰宅しようと通りかかったダンス部員に、思わず「ここへきてごらん」と呼びかけました。「お月様とアクトがくっつきそうだよ!」なんて言いながら、3人で見つめ、再びカメラを向けると…、
たった一分の間に、お月様はアクトに隠れ始めていました。ダンス部2名とこの興奮を分かち合った直後に通った高3は、興奮した私が月のことを言っても「ふーん」だけでしたが…(いいんだ、いいんだ。笑)。
三日月が西の空にだんだんと沈んでいきます。偶然の時間、偶然の場所だからこそ見られた「月のアクトとの急接近&かくれんぼ」でした。
10月17日 二日目の月の話
昨日は、高校バレー部がブリングアップアカデミーの小野澤先生のご指導を受ける日でしたので、カメラを持って記念グラウンドに向かいました。トワイライトの美しい西の空にアクトタワーがひときわ高く映ります。
グラウンドでは、バレー部員たちがラグビーボールを追って走り回っていました。とってもパワフルな生徒たちです。
ふと目をアクトタワーの方に向けると、そこに、細ーいお月様が見えました。15日が新月でしたので、二日目のお月様になります。練習を見ている数分の間に、月はアクトの上から、アクトの北へと移動していきました。
美しい光景でした。あたりはだんだんと暗くなり、月はゆっくりと沈んでいく、そしてグラウンドには生徒と子供たちの元気な声が響いていました。
10月13日 明け方の月は29日目の月だった
秋休み中の10月13日、私は出張先の津のホテルで夜明けを待っていました。三重県津市への初めての旅。津がこんなに海の近くなのだということをホテルの客室で知り、「東向きの窓なら、早起きすれば海からの日の出が見えるかも!」とワクワクして眠りにつきました。午前4時、まだ真っ暗な時間にそうっとカーテンを開けると、そこには、細ーいお月さまがあったのです。満月からは14日目、新月からだと29日目のお月様でした。日の出の少し前におひさまにせっつかれるように、お月様は海の上にのぼったのでした。カメラは出張先に持参しなかったので、慌ててスマホで撮影しました。
それから数十分後、しののめの空にも、月はまだ見えました。早くのぼらないと、おひさまに追い付かれそうです!
そして、6時少し前、日の出を迎えました。空の主役は、月から太陽に移り、私は「早起きは三文の徳!」とばかり、日の出の写真撮影に燃えました。ここからの掲載写真はその中のほんの数枚です(笑)。
太陽の明るさの中で、29日目のお月様はすっかりその存在が見えなくなってしまいました。しかし、月はちゃんと10月13日の空に存在し、空を巡っていったのです。「見えぬけれども あるんだよ」そんなみすゞの詩の一節を思い出しました。「大切なものは目に見えない」という王子さまの声も聞こえたような気がしました。