学園祭準備中

昨日の放課後の写真です。


イチョウ広場に陣取って、それぞれ学園祭ホームルーム展の壁を塗る作業に従事していた二つのクラスのペンキ係さんたち。
ペンキと格闘しながら、級友とも語らって、何やら楽しそうでした。
これが、○○動物園の壁になったり、深海の背景になったりするのですね…楽しみ楽しみ。
今年の学園祭、統一テーマは「感動は無限大 ~感動をこの手に~」、
そしてホームルーム展に課されているキーワードは「のびる」です。
それぞれのクラスは、自分たちの選んだテーマの研究・製作を進めつつ、どういう点がキーワードの「のびる」に関係しているのかをちゃんと説明できるようにしておかなくてはなりません。
ぼんやり準備していると、当日の説明係として恥をかいてしまいますから、準備は万全に。
ホームルーム展の準備って、かなり幅広いですね。
落ちのないように注意するのが、責任者の役割。
責任者に任せっぱなしだと、自分のクラスの展示の全体像が見えないままになってしまう恐れもあるので、クラス全員が広い視野を持たねばならない、ということも言えます。
幅広くて奥深いホームルーム展!
それを探検し尽くしてこそ、「感動」に到達できるのでしょう。
体が疲れ始めている人も少なくないでしょう。
心に余裕がなくなって、友達と衝突しちゃったという人もそろそろ出る頃。
でも、こんな時だからこそ、友人の意外な一面に助けられたり、今まであまり仲が良くなかった人がすごく頼りになって仲良くなったり、ということもあります。
小さなグループで動いていた女子が、グループを巣立ってもっと大きな単位で友情をはぐくむことができる、
絶好の機会でもあるのです。
まだオーストラリア研修旅行がなかった頃、3年生は2月にスキー研修に行っていました。
宿泊は6~7人の部屋でしたが、クラスのすべての生徒が「どの部屋でも大丈夫だよ」と言ってくれたのを思い出します。
最初からそういうクラスだったのではありません。
学園祭のホームルーム展の「修羅場(!)」を経て、そういう「いい関係」のクラスに成長できたのです。
一つの行事が生徒たちを大きく成長させます。
今、学園祭を目の前にして、その成長の兆しがたくさんの生徒に現れているとうれしいです。